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10代から知っておきたい「がん」ってなに?

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神奈川県相模原市 クリエイティブ・コモンズ

日本では、「がん」によって命を落とす人が年々増えています。
がんにならない、命を落とさないために、「がん」という病気をきちんと知り、今できることを考えてみましょう。

◆スタート
・がんってどんな病気なの?
・予防するためにできることはないかな?
・そんな疑問にお答えします!クイズに答えながら、一緒に「がん」について学びましょう!

【Q1】どうして私たちが「がん」について知る必要があるの?
(1)めったにない珍しい病気で、知っている人が少ないから
(2)自分や自分の大切な人が将来がんになる可能性は、実はとても高いから
(3)学校のテストに出るから

【A1】答え:(2)
日本人の場合、おおよそ2人に1人が一生のうちにがんと診断されるといわれています。今、がんは死亡の原因の第1位で、全体の約30%を占めています。
・2人に1人 がんになる
・3人に1人 がんが死因

◆相模原市のがんのこと
市でも、がんは死亡の原因の第1位で、がんによる死亡者数は年々増加しています。平成27年度では、1,769人が、がんで命を落としています。

【Q2】がんはどうやってできるの?
(1)自分の細胞がコピーミスを起こして、がん細胞になる
(2)身近にいる人から感染する
(3)焦げた食べ物を何回か食べるとできる

【A2】答え:(1)
私たちの体の中では、毎日古い細胞と新しい細胞が入れ替わっています。新しい細胞は、もとの細胞がコピーされて作られますが、時々コピーミスを起こすことがあります。このエラー細胞が「がん細胞」になります。
・多くの場合はコピーミスした細胞を免疫細胞が退治してくれますが、たまに見逃してしまうことがあります。これが育つと「がん」になります。

【Q3】がんにならないためにできることはある?
(1)飲み物は熱いもの、食べ物は塩分が多いものを選ぶ
(2)免疫細胞を疲れさせないために、なるべく運動をしない
(3)将来たばこを吸わない、お酒を飲み過ぎない

【A3】答え:(3)
がん細胞ができる原因の1つが、たばこです。たばこを吸う人が吐いた煙を吸うこと(受動喫煙)も、がん細胞が作られる原因になります。また、たばこを吸う人がお酒を飲み過ぎると、がん細胞が作られる確率がもっと高くなります。
生活習慣に気を付けて、がんを予防しましょう。

ただ、生活習慣に気を付けていても、完全には予防できないのが「がん」。
がんで命を落とさないためには、がん検診を受けることも大切です。

◆相模原市のがん検診
市では、日本人のがんによる死亡の原因の上位を占めている「胃がん」「大腸がん」「肺がん」「乳がん」に加えて、近年増加傾向にある「子宮がん」の検診を実施しています。

◆始まります「がん教育」
33年度から中学校2年生の保健体育で「がんの予防」について学習することになります。がんに対する正しい知識や、予防の大切さについて学校でも学習していきます。

◆ゴール
・誰でもがんになる可能性はあるんだね。
・正しい知識を身に付けて、大人になったら必ずがん検診を受けよう!

がん検診の申し込み方法など詳しくは、市ホームページをご覧になるか、電話で市コールセンター(電話042-770-7777)へお問い合わせください。

問い合わせ:健康増進課 電話042-769-8322
※がん教育については学校教育課(電話042-769-8284)へ

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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