■勇気を出して踏み出すあなたを支えます
■正しい知識を身に付けましょう
▽119番に通報すれば通信指令員が適切な行動をサポートします
通報内容により、それぞれのタイミングで必要な行動をお伝えします。焦らずに指示に従ってください。
1.「大丈夫ですか」と声掛け
周りが安全か確認して声を掛けましょう。反応がなければ、すぐに周りの人に大声で助けを求めましょう。
・発見からの目安時間 ~30秒
(!)反応がないか分からない場合も助けを呼ぶ
2.119に電話
救急車を呼びます。人がいたらAEDも依頼しましょう。
・発見からの目安時間 1分
(!)周りに聞こえるよう、スマホはスピーカーに。日頃から操作方法の確認を
(!)近くに人がいたらAEDを持ってきてもらう。AEDの場所は通信指令員が教えてくれる
指令課 有山通信指令員
・「火事ですか。救急ですか」(救急の場合)
・「救急車が向かう住所を教えてください」
(!)住所が分からなければ周りの目印となる建物や交差点の名前などを伝える
・救急です。●●●で人が倒れています。声を掛けても返事がありません
3.普段どおりの呼吸か確認
指令課 有山通信指令員
・「救急車が向かっています。到着するまで応急手当てをお願いします」
・「反応はありますか?」
・「反応がなければ胸とお腹を見てください」
胸と腹が上下しているかを確認しましょう。呼吸がない、分からない場合は、すぐに4に進みましょう。
(!)しゃくりあげるような呼吸、不規則な呼吸は、普段どおりではないと判断する
指令課 有山通信指令員
・「心臓マッサージのやり方を伝えるので、その通り行ってください」
4.胸骨圧迫(心臓マッサージ)は強く・速く・絶え間なく
・救急隊が来るか意識が戻るまで
○胸骨圧迫の手順
↓胸の真ん中を
↓約5cm沈むくらい
↓1分間に100~120回押す
(!)周りに人がいるときは疲れる前に交代を
(!)可能なら人工呼吸も…胸骨圧迫30回に対し、人工呼吸を2回実施
指令課 有山通信指令員
・〔AED(※)が届いたら〕「AEDのふたを開けて電源を入れてください」
(!)具体的な手順を説明するので、怖がらずに分からないことがあれば伝える
※AED(自動体外式除細動器)とは
心臓が細かく震えている状態(細動)を取り除く機器
5.AEDは電源を入れたらガイド通りに
○AEDの手順
操作やパッドを貼る位置などを音声でガイドします
↓電源を入れる
↓パッドを貼る
↓心電図の解析(※2分ごと)
↓電気ショック(※不要な場合あり)
↓胸骨圧迫(※手順は4を参照)
心電図の解析(※2分ごと)に戻る
(!)ふたを開けると電源が入るタイプと、ボタンを押して電源を入れるタイプがある
(!)感電の恐れあり…心電図の解析・電気ショック中は倒れている人に触れない
(!)パッドは貼ったままにする。電源も切らない
■救急車が到着したら
次の内容を伺うことがあります。分かる範囲で伝えてください。
・心肺停止を発見した状況
・電気ショックの回数
・かかりつけ医などの情報
《!》コロナ禍の応急手当てで気を付けること
・日常的にマスクの装着を
・倒れている人の顔に近付きすぎない
・胸骨圧迫前に、マスクなどで倒れている人の鼻と口を覆う
・救急隊に引き継いだらすぐに手や顔を洗う
人工呼吸は
・成人には実施しない
・乳児、小児には可能なら実施
■もっと詳しく
◆体験してみよう 応急手当普及講習
市内の消防署などで応急手当てを受講できます。実際に体験することで、しっかりと身に付きます。事業所向けの講習や救急訓練用の機材も貸し出しています。詳しくは、市HPをご覧ください。
※広報さがみはら8面に関連記事あり
▽受講者の声
・以前の講習から内容が更新されていたので、2・3年に1度は再受講が必要だと思った。
・体験して自信が持てた。何かあったときは率先して動きたいと思う。
◆事業者の皆さんへ 市AED使用可能施設登録制度
登録されたAEDは、地域の皆さんが利用しやすくなります。事業所で持っているAEDを市に登録しませんか。
※事業所登録数417カ所(8月19日現在)
▽登録するメリット
・市の「AEDマップ」に掲載
・119番通報があったときに場所を案内
・救命活動に使われたAEDパッドは市が新しいものに交換 ※対象外あり
・登録事業者向けの救命講習会を無料で開催
◆知っておこうAEDのこと
市で案内できるAEDは、市で設置したものと事業者が登録したものを含め、現在約800カ所。種類はさまざまです。電源を入れれば、後はAEDが音声でガイドします。焦らずに説明を聞きましょう。
救命活動にはあなたの勇気と正しい知識が必要です。
ご協力をお願いします。
問い合わせ:救急課
電話042-751-9142
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