[課題3]
■家族が離れ離れのときは?
災害は家族がそろっているときに起きるとは限らない。
安否を確認でき、全員が無事に会えるように備えよう
◆携帯電話がつながらないかも
「携帯のない時代の連絡方法ってどうしていたかな…」
▽公衆電話を使えますか?
公衆電話は災害時でも比較的つながりやすくなっています。携帯電話の普及で、最近は公衆電話を使う機会が減っているため、家族で公衆電話を使ってみる機会を作りましょう。
「設置場所も確かめておこうね!」
▽家族の顔を見て安心したいね
*集合場所を決めておく
学校や公園など、安全で分かりやすい場所を集合場所として決めておきましょう。
「家族全員で無事に会おうね」
「『学校の校庭、滑り台の近く』など、具体的な場所を決めておくことも必要だよ」
▽私の無事を知らせたいな
「『災害用伝言サービス』って聞いたことあるけど、簡単に使えるのかな」
※災害用伝言サービスとは?
震度6以上の地震が発生したときなどに提供されるサービスです。音声か文字で安否情報を残せます。
「ボクは無事だよ!○○小学校にいるよ!」
「災害用伝言サービスを使ってみよう! 毎月1日、15日などに使い方を練習できるよ」
[課題4]
■避難はどうする?
指定された緊急避難場所に行くことだけが「避難」ではない。
親戚や知人宅、ホテルなどへの避難、在宅避難も考えておこう
◆近所の避難場所なら知っているよ
「我が家の避難場所は、○○小学校だよね!」
▽避難場所は1つではない
風水害のときと地震のときでは、避難する場所が変わることがあります。
〔地震の時〕一時避難場所、広域避難場所(大規模な火災などが発生したとき)
〔風水害が発生したとき〕親族や知人宅、ホテルのほかに、市が開設した風水害時避難場所、自宅内の安全な場所
「風水害時避難場所や広域避難場所は『さがみはら防災マップ』で確認できるよ! 避難するときに安全に通れる道も確認しておこう」
※防災に関する各種マップは広報さがみはら掲載の二次元コードから
▽避難の防災標識を覚えよう
避難についての防災標識は次の2つです。違いを知っていますか?
〔避難場所マーク〕身を守るために、緊急に避難するところ
〔避難所マーク〕危機が去ったあと、自宅などに住めなくなった人が生活するところ
「避難場所では食料などの物資の配布はないから、自分たちで用意する必要があるよ」
▽ペットの避難について
日頃からペットの防災対策もしておきましょう。
例えば
・ケージに慣れさせておく
・迷子札やマイクロチップを装着する
・ペット用の避難用品を用意しておく など
「避難場所、避難所には動物が苦手な人やアレルギーのある人もいるよ。必ずケージに入れよう」
《随時募集》
■井戸を持っている人へ 災害時協力井戸登録制度にご協力を
個人などが所有している井戸を、災害時に地域の生活用水(飲料水以外の水)として利用する制度に登録して、災害時の地域助け合いにご協力ください。
登録できる井戸の条件、申し込み方法など詳しくは、市ホームページをご覧になるか、危機管理課(電話042-769-8208)にお問い合わせください。
■「自分が被災するかもしれない」という意識を
鈴木由美子(危機管理局長 兼 危機管理監)
台風や大雨による土砂災害や洪水の被害、地震の被害など、災害は誰にでも訪れる可能性があります。「自分が被災するかもしれない」という意識を持ち、日頃から防災・減災対策に努めましょう。
また、9月には市総合防災訓練を相模総合補給廠一部返還地で実施します。こちらの訓練や地域での防災訓練に参加して、災害時の対応を確認してみてはいかがでしょうか。
■さらに詳しく知るために
▽メールマガジン「防災」に登録しましょう
市内の気象情報、地震情報、避難指示などの災害に関する重要な情報や、ひばり放送で放送した情報などを随時配信しています。
▽さがみはら防災ガイドブックを活用しましょう
防災に欠かせない大切な事柄がまとまっているガイドブックです。本市に令和3年10月以前から住んでいる世帯には、ポスティングで配布しています。家族でもう一度読み返してみましょう。
※市ホームページにも掲載
■いつかに備えて、家族の情報を定期的に見直しましょう
防災会議を何度も繰り返し実施することで、いざ災害が発生したときに、一人一人がどのような行動をすればよいかの判断がしやすくなります。
▽一人で暮らしている人へ
周りに知っている人があまりいない場合は、日頃から連絡を取れる人を決めておきましょう。また、近所の避難場所まで徒歩で行ってみるなど「一人避難訓練」をしてみましょう。
問い合わせ:危機管理課
電話042-769-8208
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