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SDGsへの優れた取り組みを紹介します(1)

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神奈川県相模原市 クリエイティブ・コモンズ

SDGs未来都市である本市には、積極的にSDGsに取り組む企業や団体があります。
「さがみはらSDGsアワード2021」で入賞した団体が、どのように持続可能な社会へと世界を変えていく取り組みをしているのかを紹介します。

■さがみはらSDGsアワードとは
相模原・津久井青年会議所との連携で、SDGsに関する優れた取り組みをする市内の企業や団体を表彰しています。

▽審査の流れ
・5つの視点(SDGsとの関連性、協働、調和、インパクト、将来性)を踏まえた1次審査

・外部有識者を含めた2次審査

・表彰団体を決定!

今年度は32団体からの応募がありました。

■バナナペーパーを使った卒業証書フォルダーを作成
SDGsキーワード:フェアトレード

▽フェアトレードとは?
途上国の商品を適正な価格で取り引きし、格差や貧困をなくすことにつなげる「公平で公正な貿易」です。

▽世界はどう変わる?
アフリカの途上国で作られるバナナの茎の繊維を使ったバナナペーパーを使うことで、現地の雇用が生まれ、経済の発展につながります。

◆この取り組みをしたのは…田名小学校PTA
《市長賞》さがみはらSDGsアワード2021

~将来を担う子どもたちのための「SDGs-PTA活動」の実践~

▽受賞団体のコメント
田名小学校PTA会長 金井憲一さん
学校教育、学校生活のあらゆることが、SDGsの目標に全てつながっていると気付き、PTAとしても何かできるのではないかと考えました。PTAの活動は、学校、家庭や地域社会をつなぐ重要な役割を持ち、「持続可能な社会の形成」や「誰ひとり取り残さない」というSDGsのテーマにも密接に関係していると感じます。大賞を受賞して「田名小、頑張ってるね」と声を掛けていただくことや、地域団体との新たな連携が生まれています。

▽審査委員長コメント
本市SDGs 推進アドバイザー 川延昌弘さん
学校、家庭、地域社会をつなぐ重要な役割を担うPTAが主体的にSDGsに取り組んでいることは、他の地域へのメッセージ性が強く、インパクトを与えるものであると評価できます。この活動が地域を変える力となり、さらなる深化や地域への波及効果を期待します。

▽こんな取り組みもしています
・6年生のSDGsの授業に協力
PTA役員が出向いて、省エネやリサイクル、フードロス問題など、SDGsの視点で自分たちが解決できることを考える授業を実施

・「SDGsオリジナルロゴ」の作成
オリジナルのロゴで缶バッジなどを作成し、田名小学校でのSDGsの取り組みをアピール

・図書室へのSDGsコーナーの設置
SDGs関連の本を借りた児童には、バナナペーパーのしおりを配布

■中・高校生が参加して本市の森林を保全
SDGsキーワード:森林保全活動

▽森林保全活動とは?
余分な枝を切り落とす「枝打ち」や、密集した木を間引く「間伐」などで、森を健全な状態にすることです。
・間伐材を使って中学生がベンチを制作。出来上がったものは学校の図書館に寄贈された

▽世界はどう変わる?
森を保全することは、次のことにつながります。
・CO2の吸収量を増やす
・土砂災害を防ぐ
・野生生物の生息地を守る
・水をきれいにする

◆この取り組みをしたのは…緑のダム北相模
《優秀賞》さがみはらSDGsアワード2021

~森をつくる、森をいかす、森と都市をつなぐ~

▽受賞団体のコメント
森に日が入り、明るく多様性のある森に変わっていく姿を見るとき、活動の価値や意義を感じます。月に2回、中・高校生から大人まで、世代を超えて活動しています。本市には多くの森が広がっているので、これからも市民の皆さんと一緒に相模原の森を活性化したいと思います。

■多世代で補い合える場所づくり
SDGsキーワード:多世代の交流

▽多世代交流とは?
核家族化が進んだ現在の家族構成でも、子どもから高齢者までが交流を持てるようにする取り組みです。
例えば、
・まちの保健室
地域の人たちが、自分の体や病気のこと、子育てなどを相談できる場所を作っています。

・オリオン図書室
ジャンルを分けずばらばらに本を配置し、あえて本の借り方を分かりにくくすることで、子どもから高齢者までが自然とコミュニケーションを取れる環境を作りました。

▽世界はどう変わる?
[できないことを多世代で補う]+[新たなコミュニケーション]=[孤独や孤立を防ぐ]⇒[誰もが活躍できる社会の実現]

◆この取り組みをしたのは…株式会社ファイブスター
《協働賞》さがみはらSDGsアワード2021

~多世代がごちゃまぜになる居場所づくり~

▽受賞団体のコメント
高齢になると身体的な衰えなどで、できないことが増えることは事実でも、できないことを多世代が補い合える場所を作ることで、子どもから高齢者までがごちゃまぜに楽しめるまちを作ることが、持続可能なまちにつながると思います。

問合せ:SDGs推進室
電話042-769-9224

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