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《ちゅうおう区版》25歳でひとり企業! 中央区出身、秋元里奈さんにインタビュー!

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神奈川県相模原市 クリエイティブ・コモンズ

■青山学院大院の学生と協働作成 Aoyama Gakuin×Chuoku
今回は青山学院大学の学生による企画と編集。
経済紙『Forbes』で「日本を代表し、世界を変えていく30歳未満の30人」に2019年に選出された秋元里奈さんから、起業に至る思いや中央区での思い出を伺いました。

PROFILE
秋元里奈(あきもと りな)
ビビッドガーデン代表取締役社長
中央区の農家に生まれる。県立相模原高等学校を経て、慶應義塾大学卒業後、ディー・エヌ・エーに入社。
平成28年、農業支援ベンチャー「ビビッドガーデン」を創業。29年、生産者と消費者をつなぐ直販サイト「食べチョク」システムを開始。
・ビビッドガーデンホームページは広報さがみはら掲載のQRコードから

■中央区の思い出を教えてください!
子どもの頃は家族で鹿沼公園によく行き、ゴーカートで遊んでいました。高校時代は友人と相模原駅ビル内のファストフード店やレストランで話し込んでいた思い出もあります。
春に開催されている市民桜まつりには、学校の友人と部活帰りに行っていました。社会人になった今でも、母や祖母と行きます。

■生産者の“こだわり”が正当に評価される世界を目指して
実家が農家だったことから農業に対する問題意識が芽生え、起業を決意してディー・エヌ・エーを退職した秋元さん。起業当時のお話を伺いました。

▽起業当初、不安だったことはありましたか?
起業してから10カ月間は従業員がおらず、1人きりで心が折れそうになることはありました。しかし、100%事業に打ち込めるような環境を作るために前職を辞めたので、不安よりも、とにかく前に進もうという気持ちが強かったです。

■農家が直送で野菜を届ける「食べチョク」システムの実現に向けて
▽農家とどのように信頼関係を築いてきましたか?
起業当初は会社の実績も信頼もないので、農家に何度も足を運びました。農業を手伝っていくうちに「あなたのやることなら協力する」と言ってもらえ、信頼関係を築くことで、事業にも協力してもらえるようになりました。

▽組織をまとめるために意識していることは何ですか?
事業面では、社員全員が「生産者のこだわりが正当に評価される世界をつくる」という目標に向かって進めるように意識しています。
組織面では、消費者や生産者だけでなく、会社に関わる全ての人たちが尊敬し合える環境を作るために、私が率先してみんなへ尊敬の気持ちを発信しています。また自分のメッセージが社員に正しく伝わるように、ポジティブな言葉をたくさん使って伝えることを心掛けています。

▽これからの経営ビジョンを教えてください!
「生産者のこだわりが正当に評価される世界をつくる」という、起業当初に掲げたビジョンに変わりはありません。コロナ禍で、販売経路を失った農家さんを救いたいという気持ちが、より一層募りました。また、高齢の農家さんでも、当社のシステムから出品できるような仕組みを作らなくてはという使命感も強くあります。

■これから社会に出る人へのメッセージをお願いします!
今は「個」の時代になっていると思います。「個」の時代では将来の選択肢が多く、可能性がすごく広がっている半面、一人一人が頑張ることが必要です。そのためにも、固定観念にとらわれず視野を広げて、自分ができることやさまざまな可能性を模索して、未来の幅を広げてほしいと思います。

■編集後記
秋元里奈さんの貴重なお話は、私たちも社会に出てから活躍できるよう、頑張っていきたいというモチベーションの向上につながりました。この広報紙を読んでくださった皆さんにも同じ思いを抱いてもらえたらうれしいです。
今回取材にご協力いただいた秋元さん、本当にありがとうございました。
青山学院大学
・1年生 加藤さん
・2年生 田島さん
・2年生 宮田さん

制作の様子は広報さがみはら掲載のQRコードから

問い合わせ:中央区役所区政策課
電話042-769-9802

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