これから区内では、上溝夏祭りや相模原納涼花火大会、各地域の手づくりの祭りなど、大小さまざまな祭りが開催されます。祭りは多くの人に楽しまれ、地域の人たちの交流の場でもありますが、担い手不足が課題となっています。
そのような中、「大野北銀河まつり」では学生が運営に参加し、祭りを支えています。今回はこの取り組みを紹介します。
■大野北地区の一大イベント 大野北銀河まつり
毎年8月に鹿沼公園で開催され、地元商店会や学生による模擬店、地域の団体による音楽やダンスなどが来場者を楽しませています。
祭りの企画や運営には地域にある大学から多くの学生が参加し、地域の人と一緒になって作り上げています。
今回は、学生が参加することとなったきっかけや、その後の変化、参加者の感想などについて話を聞きました。
◇大野北銀河まつり 実行委員長 河本 博さん
Q.学生に実行委員会に参加してもらおうと思ったきっかけを教えてください。
A.初めて参加してくれたのは6年前。祭りをさらに盛り上げたいという思いから新たな視点を求め募ったところ、青山学院大学、麻布大学、桜美林大学の学生が参加してくれました。現在では、約400人が祭りを支えてくれています。
Q.学生が加わったことで、どのような変化がありましたか。
A.今まで気付かなかったことに気付いたり、新たなアイディアを提案してくれたりするので、良い刺激を受けています。祭り以外でも、街中であいさつを交わしたり、学生が商店街を利用したりするなど、地域全体が明るくなったと感じています。
卒業してこの地域を離れた人も、祭りにいると感じられて、とても嬉しいです。
Q.このような取り組みを行った現在の感想をお願いします。
A.お互いの考えを尊重し、持っている力を生かすことで、このような大きな祭りを運営することができます。達成感や満足感を味わうことで、学生も地域づくりを担う一員として自覚してくれていることが嬉しいです。
今後も地域の輪をさらに広げ、大野北地区がより魅力あるまちになるように取り組んでいきます。
◇大野北銀河まつり実行委員会 学生代表岡本怜也さん
日頃からお世話になっている地域のために何か役に立ちたいと思い、祭りに参加しています。
実行委員会に参加して地域の人の温かさや情熱に触れ、地域をより身近に感じています。
11月に開催する大学祭の運営にも参考になるので、この取り組みを後輩たちに引き継いでいきたいです。
◇学生の参加者 浜谷佳宏さん
実行委員の皆さんは「近所のお兄さん」のような存在で、いろいろな相談に乗ってもらっています。
◇学生の参加者 杉山僚太さん
地域の一員としての意識が芽生えてきました。
◇にこにこ星ふちのべ商店会会長 萩生田康治さん
学生との付き合いを一時的なものにするのではなく、学園祭やサークル活動のポスターを店頭に掲示するなど、学生のイベントにも協力し、関わりを途絶えさせないようにしています。
学生が商店街を利用してくれるようになっただけでなく、商店会の総会の様子を見に来てくれたときには驚きました。
※今年の大野北銀河まつりは8月5日 (土) ・6日 (日) に開催されます。
お問い合わせ:大野北まちづくりセンター TEL 042-861-4512
■まだまだあるよ!中央区の夏祭り
今年も区内各地区でふるさとまつりが開催されます。趣向を凝らした催し物や模擬店が立ち並び、どなたでも参加することができます。
※詳しくは区ホームページをご覧になるか、区内の各まちづくりセンターへお問い合わせください。
※1雨天の場合は翌日に延期 ※2雨天の場合は翌週に延期
時間をつくって地域の祭りを見に行ってみてください。
きっとすてきな出会いや発見がありますよ。
お問い合わせ:中央区役所地域振興課本庁地域まちづくりセンター TEL 042-707-7049
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