~大震災から8年、私たちにできることは~
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究施設が縁となり、銀河連邦の一員として本市と交流が続く大船渡市は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災で大きな被害を受けました。現在ではニュースも減り、被災地の様子を知る機会も少なくなっています。今回は、大船渡市とつながり続けるための活動の一部を紹介します。
◆相模女子大学 復興支援学生ボランティア委員会
震災発生後の23年6月に炊き出しのボランティアとして大船渡市を訪問したことをきっかけに、現在に至るまで復興を支援する活動を続けています。学内には「復興支援学生ボランティア委員会」を設立し、定期的に大船渡市を訪問。昨年9月には23人の学生が復興を支援する活動を行いました。
・災害公営住宅で「お茶っこ会(お茶会)」を開き、地域の人と交流しました。
・大船渡市で開かれたイベントに参加し、市の花「ツバキ」を学ぶためのスタンプラリーやツバキの折り紙体験などのワークショップを実施しました。
▽委員会の学生から皆さんへ
私たちは大船渡の全てが好きです。歴代の先輩たちも、大船渡の温かさに応えたくて活動してきました。私たちはこれからも被災地の復興や発展を願い、大船渡の魅力を多くの人にアピールし続けますので、大船渡の特産品や記事を見掛けたら、ぜひ応援をお願いします!
(委員長 今西華奈美)
問い合わせ:相模女子大学・相模女子大学短期大学部 連携教育推進課
電話042-813-5007
◆あなたに伝えたい 3.11復興の歩み
昨年、南区合同庁舎で区内在住の笹本二郎さん企画による、大船渡市の理容店「ニュー清水」店主の清水康雄さんが撮りためた100枚超の写真展示が行われました。また、大船渡市復興応援活動「有志」として、大野台公民館に大船渡市のコーナーを設置して、震災以降も継続して情報の発信を行っています。
◆復興伝承杭~みらいんや~
区内の大野小学校構内と相模女子大学構内に立てられている復興伝承杭は、スマートフォンなどの端末でQRコードを読み取ると、被災当時の様子を画像で見ることができます。
この杭は、大船渡市にある大船渡津波伝承館が津波の教訓を後世に残すため行っている取り組みのひとつで、ペットボトルのキャップで杭を作り、25年2月から設置しています。
※QRコードを読み取る端末は持参してください。
※大野小学校の杭は歩道からでもQRコードを読み取れます。
◆被災地域への継続派遣
現在、相模原市から大船渡市へ4人の職員を派遣しています。南区からも、南区役所区民課の職員が派遣され活躍しています。
問い合わせ:南区役所区政策課
電話042-749-2134
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