相模原市長 加山俊夫
『誰もが笑顔と希望にあふれる未来を描けるまちを目指して!』
市民の皆さまにおかれましては、希望に満ちた、輝かしい新年をお迎えのことと存じます。
昨年は、青山学院大学陸上競技部の東京箱根間往復大学駅伝競走4連覇という偉業達成に始まり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパスで生まれた小惑星探査機「はやぶさ2」の小惑星リュウグウへの到着、2020年東京オリンピック競技大会における自転車ロードレース競技の本市内での開催決定など、本市にとって喜ばしい出来事が続きました。
一方で、大阪府北部地震や北海道胆振東部地震、西日本を中心に甚大な被害をもたらした平成30年7月豪雨、本市にも被害をもたらした台風24号など、大規模な自然災害が頻発し、日頃の備えや防災・減災対策の大切さを改めて認識した年でもありました。
市政におきましては、未来を担う子どもたちが、生まれた環境に左右されることなく生き生きと成長し、活躍できる社会の実現に向けて、新たな給付型奨学金の創設やひとり親家庭などへの学習支援、小児医療費助成事業における対象年齢の中学校3年生までの拡大、保育所待機児童対策など、子育て環境の充実を図るとともに、子どもたちの基礎学力の定着や学習意欲の向上を目的とした学習支援員の配置や補習の実施、小・中学校へのエアコン設置など、教育環境の充実に向けた取り組みを推進してまいりました。また、圏央道インターチェンジ周辺の拠点形成やリニア中央新幹線駅設置等を見据えた橋本・相模原駅周辺地区の新たなまちづくりの検討など、首都圏南西部における広域交流拠点都市の形成に向けた取り組みなどを進めてまいりました。
本年につきましては、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を来年に控え、子どもたちをはじめとした多くの市民の皆さまに高揚感と大きな感動・夢・希望がもたらされる大会となりますよう、機運の醸成やレガシーの創出に向けた取り組みを進めてまいります。
また、本格的な人口減少社会の到来、頻発する自然災害など、厳しい状況下においても、誰もが安全で安心して心豊かに暮らせるよう、市民の皆さまの声に耳を傾けながら、引き続き、子育て支援、福祉、医療、教育の充実、防災・減災対策、雇用の創出など、各分野の施策を総合的に進めるとともに、本市の大きなポテンシャルを最大限に生かし都市力の向上を図るなど、持続的に発展し、誰もが笑顔と希望にあふれる未来を描くことができるまちを目指して、全力で市政運営に取り組んでまいります。
結びになりますが、市政に対する皆さまの変わらぬご協力をお願い申し上げますとともに、本年が皆さまにとりまして、実り多く、素晴らしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。
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