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《新春企画・市長インタビュー》子どもたちの未来を育むさがみはら(1)

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神奈川県相模原市 クリエイティブ・コモンズ

本市では、「誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市」を掲げ、次代を担う子どもたちが健やかに生まれ育つ社会をつくるため、さまざまな政策に取り組んでいます。新年にあたり、加山市長にこれまでの取り組みと今後の施策について聞きました。

◆子どもたちが夢と希望を持って成長できるための主な施策
▽子育て家庭に寄り添う支援
・保育所などの待機児童対策
・ブックスタート・セカンドブック事業の開始
・新生児聴覚検査助成の創設
・小児医療費助成の対象年齢の拡大など

▽すべての子どもに機会を
・給付型奨学金の創設
・ひとり親家庭の学習支援を開始
・無料学習支援や子ども食堂へのサポートなど

▽より良い学習環境づくり
・小学校への学習支援員の配置
・放課後補習の実施
・外国人英語指導助手の増員
・エアコン設置など小・中学校校舎の整備・改修など

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テレビ神奈川アナウンサー 瀬村奈月さん
相模原市長 加山俊夫

◆子育て家庭に寄り添う支援

〇相模原市の待機児童対策をお聞かせください。

保育所や児童クラブなどの待機児童対策は本市でも重要課題の一つです。受け入れ定員の拡大に加えて、保育人材の確保や保育の質の向上にも取り組んでおり、潜在保育士の再就職支援や、保育士の宿舎借り上げ費用の助成、新規開設園への巡回支援などを行っています。

〇保護者が相談をしやすい環境づくりにも取り組んでいますね。

妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援を行うための拠点として、市内各区に「子育て支援センター」を設置して、妊娠・出産・子育てに関するさまざまな相談に対応しています。また、親子の交流の場として「子育て広場」を提供しています。気軽に訪れて、遊んだり相談したりできる場です。さらに、月に1回、親子で集える場として「ふれあい親子サロン」をこどもセンターなどで開催しています。

〇平成30年度から新たに開始された「ブックスタート事業」などについて教えてください。

絵本を通じて親子の交流を深めていただくための事業として「ブックスタート事業」と「セカンドブック事業」を開始しました。幼少期の絵本の読み聞かせは、親子の愛着形成や読書習慣が身に付くなどの効果があるとされています。

〇子どもに対する検査や医療の支援はいかがでしょうか。

検査については新たに生後6カ月未満の乳児を対象とした「新生児聴覚検査助成」を始めました。聴覚障害は早期発見と早期治療によって、言葉や心の発達への影響を最小限に抑えることができるといわれています。また、通院に係る「小児医療費助成」については、県内政令指定都市で初めて助成対象を中学校3年生まで拡大しました。

◆すべての子どもに機会を

〇子どもの貧困対策への取り組みをお聞かせください。

国の調査では、現在、日本の子どもの7人に1人が相対的貧困の状況にある※との調査結果になっています。本市では「子ども・若者未来基金」を創設し、学習意欲があるにもかかわらず、経済的な理由により高校などへの進学が困難な人を対象とした返還不要の給付型の奨学金制度を用意しています。

〇学習支援については、どのような取り組みがありますか。

同調査では、ひとり親家庭の2世帯に1世帯が貧困の状況にある※との調査結果になっています。本市では、ひとり親家庭の中学生を対象に家庭教師を派遣する、政令指定都市では初の取り組みになる「ひとり親家庭等学習支援事業」を開始しました。これは、基本的な生活・学習の習慣を身に付けることや、苦手科目の克服などを目指すもので、併せて保護者に対しても専門の相談員が就労や子育てなどの相談に応じる支援を行っています。
※出典:厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査」

問い合わせ:広聴広報課
電話042-769-8200

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