区内の振り込め詐欺被害の件数は増加傾向にあります。最近では、警察官や市役所職員になりすましてキャッシュカードをだまし取るなど、手口が巧妙になっています。振り込め詐欺は子や孫への思いを利用した犯罪で、誰でもだまされる可能性があります。内閣府の調査では、高齢者の8割が「自分は被害に遭わない」と思っているという結果もあります。本人が気を付けるだけではなく、家族も一緒に考えることや地域の皆さんの協力が必要です。自分・家族・地域、皆さんで詐欺を撃退しましょう。
◆市役所職員を名乗る人から保険料の還付があると電話がありました。怪しいなと思って、一度電話を切って市役所にかけなおしたら、詐欺だと分かりました。
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「市役所」「警察官」といった言葉にだまされないで!
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【自分で守る】
犯人は人をだますプロです。話を聞いてしまうと、気付かないうちにだまされてしまいます。
・留守番電話の設定をする
・知らない番号から電話がかかってきたら出ない
・お金やキャッシュカードの話が出たらすぐに電話を切る
この3点を徹底することで、振り込め詐欺から自分を守ることができます。
少しでも怪しいなと思ったら、家族や警察に相談してください。
相模原警察署 電話042-754-0110
◆親が知らない番号から電話が頻繁にかかってくるようになったと言っていたので、新しい電話機に替えたら、そのような電話がなくなりました。
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子どもが高齢の親のために迷惑電話防止機能付き電話機を購入して、詐欺の電話をシャットアウト!
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【家族で守る】
日頃から連絡を取り合い、お互いの様子を分かるようにすることが大切です。
・話し合いをする
詐欺についての情報交換をして、家族みんなが詐欺被害防止の意識を高めることが大切です。
・迷惑電話防止機能付き電話機を購入する
着信音が鳴る前に、相手へ通話を録音する旨のメッセージが流れるなどの機能によって、迷惑電話を減らすことができます。
◆お隣さんが慌てて外出するところを見掛けて声を掛けたら、「警察から電話があってこれからお金を渡しに行くところだ」と言っていたので、詐欺だと思って止めました。
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いつもと様子が違うお隣さんに声を掛けたことで詐欺をブロック!
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【地域で守る】
ご近所だからこそ気付けることがあります。
・ご近所へ気軽に声を掛ける
・詐欺被害を話題にする
まずはあいさつから始めてみませんか。
▽地域も一丸となって詐欺防止!
星が丘地区では、高齢者支援センターなどと連携し、不用意に電話に出ないよう留守電の設定を代わりにするなどの取り組みをしています。「自分たちの身は自分たちで守る」を合言葉に、地域の皆さんの力で犯人を寄せ付けないまちづくりを進めています。
(星が丘地区自治会連合会 竹田会長)
年末年始は振り込め詐欺以外にも空き巣やひったくりなどの犯罪の危険が高まります。防犯の意識を高めて、年末年始を楽しく過ごしましょう。
問い合わせ:中央区役所地域振興課
電話042-769-9801
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