国内で食べられるのに捨てられる食品(食品ロス)の量は、世界の食糧援助量の約2倍ともいわれています。
食品ロスを減らすため、今回は食材使い切りレシピと、食品ロス対策の一例を紹介します。
今日からできることを始めてみませんか。
◆食品ロスの発生量
全国年間約646万t
(平成27年度環境省および農林水産省推計)
国内の食品ロスの量
・食品メーカーや飲食店など 357万t
・一般家庭 289万t
一般家庭から出る食品ロスは全体の約半分!
———————————
◆おうちで簡単!食材使い切りレシピ
———————————
家庭で簡単に作れるレシピを食品ロスに取り組む職場の市職員が紹介するよ!
▽おからふりかけ
多めに作って2・3日で食べ切ろう
*材料(10人分)
・おから・・・・・・30g
・ひじき・・・・・・3g
・ちりめんじゃこ・・10g
・白ごま・・・・・・3g
・刻みのり・・・・・1g
・花かつお・・・・・2g
★しょうゆ・・・・・大さじ1
★食塩・・・・・・・少々
★上白糖・・・・・・大さじ1
★本みりん・・・・・小さじ1
*作り方
(下準備)ひじきは戻して水気を切っておく。ちりめんじゃこ・白ごま・刻みのり・花かつおをから煎いりする…A
(1)フライパンを熱し、おからをよく煎る
(2)ひじきを加えてさらに炒め、調味料(★)を合わせ入れ、パラパラになるまで煎る…B
(3)AとBを合わせる
※花かつおは、だしを取った後のかつお節で代用できます。
・給食でふりかけをつけた日は、普段よりご飯の残りが減るんですよ。
・おからは大豆を絞ったときに残る搾りかすですが、安くて栄養満点です。
(学校保健課栄養士 尾形ふみ子・村山瑞葉)
▽ブロッコリーのザーサイ
*材料(2人分)
・ブロッコリーの茎・・1株分
・ごま油・・・・・・・小さじ2
★酒・・・・・・・・・小さじ1
★みりん・・・・・・・小さじ1
★塩・・・・・・・・・ひとつまみ
★鶏がらスープの素・・小さじ1
・ラー油・・・・・・・少々
・こしょう・・・・・・少々
*作り方
(1)ブロッコリーの茎を厚めの輪切りにする
(2)ごま油を熱したフライパンに茎を入れ、中火で軽く炒める
(3)調味料(★)を加え、煮詰めるポイント食感を残すため、中火でさっと仕上げるのがコツ
(4)ラー油、こしょうで味を調える
・茎を捨ててしまう人が多いけれど、料理しておいしく食べられます!栄養価がとても高いから、一石二鳥ですよ!
(橋本台環境事業所 環境整備員 天野隆)
▽根菜の皮と鶏肉の無駄ナシ炒め
*材料(1人分)
・鶏胸肉・・・・・・・・100g
・ニンジン(皮ごと)・・・1/3本
・大根の皮・・・・・・・1/3本分
・ごま油・・・・・・・・大さじ1
・タカノツメ(小口切り)・少々
・酒・・・・・・・・・・大さじ1
・砂糖・・・・・・・・・大さじ1
・しょうゆ・・・・・・・大さじ1
・みりん・・・・・・・・大さじ1
*作り方
(1)ニンジンと大根の皮は千切りに、鶏胸肉を一口大にそれぞれ切る
(2)フライパンに、ごま油、鷹の爪、鶏胸肉を入れ中火で炒め、取り出す…C
(3)鶏肉を炒めたフライパンに、ニンジン、大根の皮、酒、砂糖を入れ、しんなりするまで炒める
(4)フライパンに、しょうゆ、みりんを足して煮詰める
(5)フライパンにCを戻し、混ぜ合わせる
・普段は捨ててしまう根菜類の皮も、丸ごと使えば栄養価がアップします。
(消費生活総合センター事務 小泉雄大)
★食品ロス対策レシピは、クックパッドの「消費者庁のキッチン(公式ページ)」でもチェックできるよ!
———————————
◆今日からできる食品ロス対策
———————————
▽おうちで
・週1回は冷蔵庫をチェック
・余った食材で使い切りレシピを実践
▽買い物で
・買う物をメモに書いて持参
・手前から取る
・食べ切れる量を買う
▽外食で
・適量注文
・食べられない物は抜いてもらう
▽他にもある食品ロスを減らす取り組み
家庭や製造過程で余った食品を、必要とする人たちへ届ける活動も広がっています。
*フードバンク
品質に問題はないが規格外などの理由で廃棄される食品を、生活困窮者などに提供する活動・団体
*フードドライブ
家庭で余っている食品を1カ所に持ち寄り、フードバンクなどを通じて必要とする人に届ける活動
※市ではフードドライブを行っています。
*お店でも…
小売店
・仕入れの工夫
・値引きシール
・フードバンクに寄付 など
飲食店
・小盛りメニュー
・持ち帰り容器 など
市の食品ロスへの取り組みについて、詳しくは市ホームページをご覧になるか、お問い合わせください。
問い合わせ:資源循環推進課 電話042-769-8334
<この記事についてアンケートにご協力ください。>