市では、市内の豊かな森林を次の世代に引き継いでいくため、森林の将来像などを示した「さがみはら森林ビジョン」を定め、津久井産材を「知って」「使って」「身近になる」よう、さまざまな取り組みを進めています。
住宅への利用はもちろんのこと、皆さんも家具、日用品、おもちゃなど、津久井産材のいろいろな製品をぜひ知って、使ってみてください!
◇津久井産材×まち
小学校の学習机の天板をはじめ、公共施設の床や腰壁、パンフレット棚、ベンチや、民間の建物の内装など、津久井産材はさまざまな施設で幅広く活用されています。
・さがみ湖 森・モノづくり研究所 代表理事 淵上美紀子さん
市の面積の約6割を占める森林の荒廃が進んでいる中、間伐した木材を活用して市内の小学校の学習机の天板を津久井産材に取り替える「森の机事業」を行っています。
環境学習の授業では、自然の大切さや天板ができるまでのお話などをしています。地元の森林に興味や関心を持ち、毎日使う机を大切にする気持ちを育んでもらえたらと思っています
◇津久井産材×あそび
木の温もりが伝わる、安心して遊べ、学べるおもちゃ。その一部を紹介します。
木材の利用(相模原市公式ホームページ)
「津久井産材製品フォトギャラリー」を掲載しています。
◇津久井産材×家
丹沢山の北側の比較的寒冷な土地で育ち、年輪の目が詰まり虫食いがない津久井産材を使った家造りが市内で増えてきています。
▽津久井産材で家を建てよう!地域型住宅グリーン化事業
地域材を活用して、その土地の気候・風土に合った良質で特徴的な「地域型住宅」を建てるときに活用できる国の補助金制度があります。家を建てる際は検討してみてください。
※補助が受けられるのは、国土交通省により採択されたグループが建設する木造住宅です。
「地域型住宅グリーン化事業」で検索
◇津久井産材×アート
女子美術大学の学生と地元事業者が連携して、新たな製品を開発しました。丹念に作られた上質な仕上がりになっています。
・金田紅さん
木のイメージから、シンプルできゃしゃなデザインにして、女性向けに和室にも洋室にも飾ってもらえる製品にしました。
・加藤乃梨佳さん
木の素材を生かし、子どもたちが木に親しみを持って自然の大切さを学んでもらえるようなおもちゃになれば、という思いを込めてデザインしました。
■津久井産材の活用に向けた取り組み
◇津久井産材利用拡大協議会
津久井郡森林組合や林業・木材関係事業者が、津久井産材の利用拡大に向けて話し合っています。
◇津久井産材産地証明制度
津久井産材利用拡大協議会で定めた津久井産材の産地を証明する制度です。津久井産材認証生産者は、現在10事業者です
◇津久井産材で東京2020を応援します!
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村(ビレッジプラザ)に造られる建築物の一部に津久井産材が使われることになりました。
問い合わせ 津久井地域経済課 電話042-780-1401
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