「芸術の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」・・・秋のいろいろな楽しみ方の一つとして今回紹介するのは、さまざまな「知識」を楽しく得られる区内の施設巡り。お薦めポイントをチェックしながら、秋のひとときを満喫してみてはいかがですか?

1.小惑星探査機「はやぶさ」実物大模型を展示中!『市立博物館』
市の歴史や文化・自然を紹介する常設展示のほか、JAXAと連携した天文展示室や直径23mの県内最大級のプラネタリウム(有料)も人気です。
◇星空観察の豆知識を伝授します!
天文担当の田子さん
「これからの星空シーズンには、口径40cmの「カセグレン式反射望遠鏡」で観察できる星空観望会(※)がお薦めです。」
※毎月2回程度開催
所在地：高根3-1-15
開館時間：午前9時30分～午後5時
休館日：月曜日、祝日等の翌日、年末年始ほか
電話042-750-8030

2.市内で最も歴史ある知識の泉『市立図書館』
1年366日、その日に生まれた作家や出来事に関する本を紹介するしおり型のブックリスト「バースデーブックマーカー」を一挙にそろえて配布中です。
◇本の相談は私に!
児童・広報担当の杉田さん
「直木賞や芥川賞など国内主要10文学賞の歴代受賞作品や、創刊号から保存している雑誌もあり、時世を振り返りながら作品に浸ることができます。
読書の秋は図書館へどうぞ!」
所在地：鹿沼台2-13-1
開館時間：
火～金曜日：午前9時30分～午後8時
土・日曜日、祝日等：午前9時30分～午後6時
休館日：月曜日、図書整理日、年末年始ほか
電話042-754-3604

3.いのちを学ぶ博物館『麻布大学いのちの博物館』
獣医学系大学として歴史ある麻布大学の研究成果や標本、歴史資料を展示しています。
アジアゾウやキリン、アナコンダなどの巨大な骨格標本は他では見られない大迫力です。
◇動物のいのちの大切さを学びましょう!
上席学芸員の高槻さん
「骨格標本に直接触れるコーナーもあり、珍しい取り組みとして好評です。疑問には現役の学生たちが分かりやすく解説します。また、案内をしていない“隠し味”もあるので、ぜひ探してくださいね。」
所在地：淵野辺1-17-71
開館時間：午前10時～午後4時
休館日：月・日曜日、祝日等
電話042-850-2520

4.2万年前の人々の暮らしに触れられる『旧石器ハテナ館』〈史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館〉
旧石器時代の石器や縄文土器、古墳の副葬品の展示のほか、屋外では整備された住居状遺構や円墳を見学できます。
火おこしや勾玉づくり教室も開催しています。
◇大昔の「?（はてな）」を私がご案内します!
学習指導員の干川さん
「国内唯一の2万年前の建物跡や、日本で3例しかないクルミ形土器など貴重な展示品があります。
隣接の遺跡公園では、復元された古墳に入ることもできます。付近を流れる相模川を眺めると、遠い昔が思い浮かび、癒やされます。」
所在地：田名塩田3-23-11
開館時間：午前9時～午後5時
※4～10月は午後6時まで
休館日：年末年始
電話042-777-6371

5.市内を流れる相模川について楽しく学べる
『相模川ふれあい科学館アクアリウムさがみはら』
相模川の上流から河口まで全長約113kmを約40mの巨大水槽で再現した「流れのアクアリウム」や、川魚への餌やり体験、ものづくりワークショップなど、子どもから大人まで楽しめます。
所在地：水郷田名1-5-1
開館時間：午前9時30分～午後4時30分
休館日：月曜日(祝日の場合は開館)
費用：390円〈小・中学生130円、65歳以上190円(要証明書)〉
電話042-762-2110

■イベント情報
▽博物館
11月19日（日）学習資料展 チャレンジ体験&展示解説
11月23日（祝）宇宙フェスタさがみはら2017
星空観望会　※申し込みは電話で市コールセンター(電話042-770-7777)へ

▽図書館
11月23日（祝）まで バースデーブックマーカー展示
11月26日（日）図書館ひろば

▽いのちの博物館
平成30年1月27日（土）まで 企画展示「シカの角のふしぎ」

▽旧石器ハテナ館
11月19日（日）体験教室「埴輪作り」

▽ふれあい科学館
11月18日（土）開館30周年イベント&イルミネーション点灯式

問い合わせ　中央区役所区政策課
電話042-769-9802