夏が旬のブルーベリー。市内にはブルーベリー狩りができる農園が多くあります。「こんな近くにあったの?」と思う人も多いのではないでしょうか。
ブルーベリーは摘んですぐに食べるのがおいしい果物です。さあ、旬の味覚を味わいにでかけましょう。
■摘み取り体験を楽しもう
ブルーベリーの品種は数百種あり、農園によって作っている品種は異なります。また、ブルーベリー農園のほとんどが事前予約制。あらかじめ、営業時間や空き状況を確認しましょう。
※市果実組合HP(広報さがみはら掲載の二次元コード参照)掲載の市内農園
▽摘み取り方のコツ
完熟した実は優しく持ち上げれば摘み取れます。力を入れないと摘み取れない実は、完熟していない実。簡単に摘める実を探しましょう。
・枝は揺すらないでね。熟した実が落ちてしまうよ
▽暑さ対策と虫よけを
熱中症対策として帽子は必需品。必ずかぶりましょう。また、虫よけのため薄手の長袖・長ズボンの着用がオススメです。
■生産者が語るブルーベリーの魅力
小川達也さん(小川ブルーベリー園園主・市果実組合ブルーベリー部会副部会長)に聞きました
ブルーベリーの木は放っておくと、3m以上の高さに成長するので、木が休眠する冬に剪定します。枝の切り方によって育ち方や実のなり方が違います。害虫が付かないようにする意味でも剪定はとても大切です。
根が浅く乾きやすいため、根元に木のチップ(切り屑)を置いて、雨だけで保水できるようにしています。
最近は大きな実がなる品種を植えています。
食べ頃は、7月下旬ごろ。実がなる時期が少しずつ違う品種を植えているので、6月下旬から8月中旬まで楽しめます。また、消毒をしていないので、摘みたてを食べてもらえますよ。
ブルーベリー部会の収穫量が上がって、皆さんで少しずつ出し合って、ブルーベリーワインなどを、市の一つのブランドにできるといいなと思います。
・桜まつりが終わるころ(4月上旬)から5月にかけて、スズランのような白い花を付ける
・実の重さで枝がしなるので、小さな子でも摘める
・小川達也さんと妻の旬子さん。2人で力を合わせて農園を手入れしている
▽ブルーベリー部会
市果実組合の研究部会として、市果実組合に所属するブルーベリー農家が集まり、栽培技術の向上などに努めています。16人が所属(令和6年4月1日現在)しています。
▽小川ブルーベリー園
所在地:中央区田名7633
問い合わせ:電話042-855-2039(9時~16時)
■ブルーベリー豆知識
▽表面の白い粉はおいしさの証し
実の表面を覆っている白い粉のようなものを「ブルーム」といいます。実の水分を守るための機能で、おいしい実を見分けるポイントにもなります。
・ブルームのよくのった実は白っぽく見える。
※ブルームのない品種もあるため、摘み取り農園でおいしい見分け方を聞いてみましょう。
▽追熟しない果物
ブルーベリーは、リンゴやキウイフルーツのように、収穫した後に果物をしばらく置いて甘くする追熟の必要がない果物なので、摘んですぐが一番みずみずしく、おいしいです。
■家に持ち帰っても楽しめる「ブルーベリーのスイーツレシピ」
▽ブルーベリースムージー
材料(1人分):
・農園で摘んできたブルーベリー 100g
・牛乳 100cc
・ヨーグルト 150g
・はちみつお好みで
作り方:すべての材料をミキサーに入れてスイッチON 完成!
・牛乳を豆乳やアーモンドミルクにしてもおいしいよ
■おいしい果物を食べてもらうために
市は、市果実組合の事務局として、研修や共進会(品評会)などで農家の技術向上を支援しています。
▽農畜産物共進会
・ブルーベリーの共進会。合わせてPR販売会も開催
▽ふるさと納税返礼品として登録
「ニローネの里ブルーベリーゼリー」「森のロールケーキ」などを市外の人に向けた返礼品として登録しています。
・ニローネの里ブルーベリーゼリー。無農薬で栽培したブルーベリーを使用
問い合わせ:農政課
電話042-769-8239
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