■制作現場を紹介
取材協力:相模の大凧文化保存会
写真・情報出典:新戸大凧保存会 公式サイト
▽前年秋より制作スタート!
和紙の購入
▽竹の切り出し
親骨用の真竹を切り出す
▽紙貼り
2尺×3尺(約60cm×90cm)の和紙を520枚貼り合わせる
▽竹の選別・割き
篠竹を選別し、2つ割りと4つ割りを作る
▽骨組みの組み立て
紐を使って竹を組み立てたあと、凧が湾曲になるように張りを調整する
▽尾作り
わらを編んで85mの綱を作る
▽題字書き
・炭を使って輪郭を描く
・ベタ塗りではなく、かすれさせて筆勢を表す
・赤と緑の塗料で描く。赤は食紅、緑は緑青を使う
▽糸目付け
糸目(※)を付けて編み、元綱とつなぐ
※糸目 凧の釣り合いを取るために、骨組みに付ける43本の麻縄
▽完成
まつり当日〔5月4日(祝)・5日(祝)〕の大凧に期待してください!
■大凧に思いを込めて
相模の大凧文化保存会会長 川崎勝重さん
相模の大凧まつりには、制作から祭り当日の凧揚げまで、相模の大凧文化保存会会員など、400人もの人が関わっています。
制作は、竹を組む、題字を書く、糸目を作るなど工程によって分かれていて、伝統の技術を竹組みや糸目作りに生かしています。
大凧揚げは危険が伴うので、参加者全員の協調がとても大切です。凧は真っすぐにスーッと揚がっていくのが一番いい揚がり方なので、風とのバランスを見ながら全員が集中して作業に当たります。
大凧まつりの一番の魅力は、何といっても大凧が揚がるその瞬間。観客と相模の大凧文化保存会が一体となって、とても感動的だと思います。
大空に揚がる大凧を、実際に会場でぜひご覧いただきたいです。
問い合わせ:新磯まちづくりセンター
電話046-251-5242
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