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家庭のぬくもりで大きく育つ木のように 〜里親制度を知っていますか?〜(2)

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神奈川県相模原市 クリエイティブ・コモンズ

■里親9年目の養育里親さん
加納さん夫婦にインタビュー

Q.里親になろうと思ったきっかけは
娘から「やってみない?」と言われたのがきっかけでした。子育てもひと段落して、社会貢献をするなら今かなと思い、夫婦で話し合って決めました。
知人が里親をしていたり、『赤毛のアン』が好きだったりしたこともあり、身近に感じていました。

Q.どのような思いをもって、里子に接していますか
大切にされていると感じてもらえるように接しています。施設以外にも安心できる居場所があると思ってほしいです。

Q.里親になって変わったことはありましたか
世の中の見方が変わりました。今まで気が付かなかったことに気付くようになり、社会の出来事にどんな背景があるのかを考えるようになりました。

・これから里親になることを考えている人へのメッセージ
子育てに完璧はなくて、大変なことも苦労もある。けれど、その分喜びも大きいのは里子も同じ。里子だから特別大変だと感じたことはありません。日々の生活に子どもの笑い声が響いたり穏やかな寝顔を見ることができるのはとても幸せです。まずは難しく考えず里親制度を知ってもらえたらと思います。

■元里子さんの思い
短期里親と交流しながら施設で生活し、現在は自立した生活を送っています。

・元里子Iさん
初めて里親さんと顔を合わせた日、想像ではもっと若い人だと思っていたのでがっかりしました。おじさんは怖そうで、おばさんは優しそうに見えました。一緒に過ごす時間が増えるにつれて優しい印象に変わり、この人たちには甘えていいんだなと思うようになりました。
初めてのお泊まりで、おばさんが横で一緒に寝てくれました。布団が温かくて、家ってこうなんだなと知りました。
普通を知らない私たちは、最初から全部を受け入れられないことも多くあります。自分がそうだったのですが、私たちみんな、どんなときでも相談を受け入れてくれる存在を望んでいると思います。これからも里親さんと私が普通にいられる関係を続けていきたいです。

■広がっています「里親の根」
養育里親の登録数(各年度末時点)
・平成30年度55組

おかげさまで広がっています

・令和4年度91組

市の養育里親の登録数は、平成30年度に比べて、1.66倍に増えています。一方で、国は里親等委託率を大幅に上げるため、各年齢の区分に応じた目標(50~75%)を定めていますが、本市ではまだまだ里親が足りないのが現状です。

▽地域で子どもを育てる
一時的に親元で暮らせなくなった子どもの場合、近所に里親がいれば慣れ親しんだ地域を離れずに、学校に通い続けることができます。子どもにとって大きなストレスになる環境変化を小さくし、不安を抱えた子どもが「家庭」という環境の中で生活できるよう、私たちの地域に里親が必要です。

■もっと知りたい人はこちら
(1)里親制度説明会
日時:令和6年1月21日(日)14時〜16時
会場:ユニコムプラザさがみはら

(2)里親体験談
日時:6年3月2日(土)10時〜12時
会場:相模原教育会館(中央区富士見)

〔(1)(2)共通〕
定員:30人(申込順)
申し込み:(1)6年1月18日、(2)6年2月29日まで、Eメールに住所、参加者全員の氏名(ふりがな)、電話番号、「希望する催し名」を書いて、市里親養育包括支援センターふうせんかずらへ
Eメールminami-satooya@chusinkai.jp、電話042-704-8433

■あなたも里親になりませんか
子どもたちが、できるだけ地域の中で家庭生活を送れるように、里親になってくれる人を求めています。

■社会全体で子どもを育てよう!
里親を支えるサポーターを紹介

▽市里親養育包括支援センターふうせんかずら
昨年10月に、市から委託された里親支援の専門機関です。
里親制度の普及啓発や里親の新規開拓に向けた活動、研修などの実施、子どもと里親家庭のマッチング、里親養育に関する支援をしています。

▽さがみの里親会
市内の里親の集まりです。初めて里親になる期待と不安の中で、里親同士がつながることのできる会の存在は大きく、「ちびっこ会」や「おしゃべりサロン」などさまざまな集まりを通して子育ての喜びや悩みを話し合っています。

▽児童相談所
子どもに関するさまざまな相談に応じるとともに、相談内容の問題解決に必要な援助をする専門的な機関です。相談には、児童相談員、児童福祉司、児童心理司などの専門の職員が応じます。
相談の中には、児童虐待の相談もあります。児童相談所は、子育てに悩む保護者を支援し、児童虐待防止の対応をしていますが、家庭で育てることが難しい状況になった場合には、子どもを里親などに措置委託や一時保護をします。また、関係機関とともに、里親を増やし、里親を支援する役割も担っています。

問い合わせ:こども家庭課
電話042-769-9811

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