~10月は里親月間~
■里親制度とは
・子どものための制度です
さまざまな事情で家族と離れて暮らす18歳までの子どもを、児童福祉法に基づき、里親家庭に迎え入れ、温かい愛情と正しい理解を持って養育する制度です。
■どうして里親が必要なの?
子どもたちの心のケアと健やかな成長には、温かい愛情と自分が愛されていると実感できる環境が大切です。里親家庭では特定の大人(里親)が子どもを育てるので愛着関係が築きやすく、子どもの健やかな育ちにつながるといわれています。
※何らかの理由で家族と離れて暮らす子どもたちは市内に約190人で、そのうち里親家庭などで暮らしている子どもたちは54人です(8月末現在)。
■里親の種類
▽養育里親
事情により家族と暮らせない子どもを一定期間、家庭に迎え入れて養育する
▽専門里親
虐待で心身に影響を受けた子ども、非行や障害がある子どもなどを養育する(養育里親の認定が必要)
▽親族里親
子どもを養育する人が死亡や行方不明などになった場合、扶養親族者等の親族などが養育する
▽養子縁組里親
養子縁組によって親になることを希望する(市では養育里親との重複登録が必要)
◆養育里親にもいろいろな活動があります
▽短期里親
施設で生活する子どもに、家庭体験の機会を提供。週末や夏休みなどに月1回程度、同じ子どもと何年にもわたり交流します。
・相模原南児童ホーム(南区新戸)職員
子どもは、短期里親さんとの交流を楽しみにしています。外泊の時には、子どもに様々な楽しい経験をさせて下さり、里親さんは、いつも成長をそばで見守ってくれています。また、施設を卒園した後にも、訪ねて行ける場になって下さった事には感謝しかありません。今でも里親さんを通じて子どもの近況を聞くこともあり、幸せに思います。里親さんは改めて支援チームの一員だと実感しています。
▽長期委託
数カ月から数年にわたり、生活を共にします。
・里親5年目Fさん
施設で交流を重ね、初めて泊まりに来た日、「ただいま」「おやすみ」「おはよう」「行ってきます」という、今では当たり前な会話が特別に感じました。血の繋がりがなくても「私たちが君のことを大好きだから一緒に暮らすのは当たり前なんだよ」って伝えてあげたいです。
▽一時保護
数日から2カ月程度、里親宅で生活します。
・里親5年目Sさん
児童相談所からの要請と子どもについての説明があり、受け入れが決まると、その子どもを迎え入れるための準備をします。夫婦互いに高齢のため、できることは限られていますが、一時保護という、今必要な手助けを「今する」ことは私たちにもできると思い、小学校低学年くらいまでの子どもを中心に受け入れています。
問い合わせ:こども家庭課
電話042-769-9811
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