9月9日は救急の日
応急手当ては、命を救うために必要不可欠なものです。しかし、現場に居合わせた人には不安が伴います。居合わせた人のストレスを緩和するためのサポートや、救急隊が到着するまでの行動を紹介します。
■「倒れている人を助けたい! だけど…」
実際に救急現場に居合わせたとき、行動できた人は約半数。倒れている人を助けたいという気持ちを誰もが持っていても、さまざまな不安を抱えています。
▽応急手当てに対する不安
・正しくできるか 64.0%
・やり方を間違えて症状を悪化させないか 58.4%
・失敗して責任を問われないか 40.3%
・ストレスで自分が体を壊さないか 4.8%
出典:内閣府平成29年度救急に関する世論調査(複数回答)
▽勇気を持って踏み出してほしい理由
・心肺蘇生を実施した場合の社会復帰率(消防庁令和3年版救急・救助の現況)
応急手当て(心肺蘇生)を受けた人の社会復帰率は2倍以上高くなっています。
救急車が来るまでの間に、皆さんの迅速な応急手当てで「いのちのバトン」をつないでください。(北消防署 林救急小隊長)
▽不安を解消するお手伝いをします
・応急手当てに間違いはありません
応急手当ては何よりもスピードが大事。救急車が現場に着くまでの約9分間(※)に、あなたができることを見つけ、実施することが大切です。
※市令和3年中救急車現場到着平均時間(8分51秒)
・救命で責任を問われることは、まずありません
刑法や民法の規定により、善意の救命活動で応急手当てを実施した場合には、刑事上、民事上の責任を問われることはないと考えられています。過去に1万件以上あるAED使用で、裁判になったケースはありません。
・ストレスを感じたときは相談を
救急現場の非日常な体験は、誰でも不安を感じるものです。不安な気持ちを、身近な人や救急課などに相談してください。
▽バイスタンダーサンキューカードを渡しています
その場に居合わせた人にバイスタンダー(◎)サンキューカードを渡しています。裏側には、後から不安を感じたときに相談できる連絡先を記載しています。
※状況によっては渡せない場合があります。
◎バイスタンダーとは
救急現場に居合わせた人のこと
問い合わせ:救急課
電話042-751-9142
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