• 今日25/16
  • 明日20/16
文字サイズ

観戦が初めてでも大丈夫『2022 Tour of Japanを楽しもう!』(1)

5/48

神奈川県相模原市 クリエイティブ・コモンズ

今年で2回目となる相模原ステージの見どころや、自転車ロードレースの面白ポイントを、市のホームタウンチーム・Team UKYO SAGAMIHARAの小石祐馬、石橋学、宇賀隆貴、本多晴飛の4選手に聞きました。

■相模原ステージみどころ
▽富士山の後でレースは動く!
相模原ステージは直線区間と周回区間で構成されています。高低差のある周回区間は、約13.8kmの距離を7周半走るハードなコース。前日の厳しい富士山ステージで疲労のたまった選手たちを、ふるいに掛けることになります。
小石選手は「本当に頑張らないといけないステージです。昨年初開催でどうなるか分からなかったが、ここで総合順位が動くことも十分あり、何が起こるか分からないステージです」と語っていました。

■栄光の4つのジャージ
▽グリーンジャージ
最も賞賛される「総合1位」の証し。各ステージのゴール後に総合計時間がトップとなった選手が着用

▽ブルージャージ
瞬発力勝負のポイント賞。中間スプリント地点とゴールの通過順でポイントが与えられ、その合計の最も高い選手が着用

▽レッドジャージ
上り坂を制する山岳賞。山岳地点を上位で通過した選手にポイントが与えられ、その合計の最も高い選手が着用

▽ホワイトジャージ
若きエースの証明、新人賞。23歳以下の全選手で個人総合時間の最上位選手が着用

■ココに注目!
▽先頭は体力の消耗が10倍!!
速度が速くなればなるほど空気抵抗が増え、前を走る選手の負担が大きくなります。集団の前と後ろでは力の出し方が違い、後方では前方の10分の1の力でOK。極端に言えば、足を止めていても進んでいきます。これをチームの戦略として利用し、力を残して、最後の瞬発力に懸けるという戦略も。

▽補給食を食べた後のごみの行方は?
ごみは、グリーンゾーンというエリアで捨てないと厳しい制裁と罰金があります。選手たちは、補給食を摂取したあと、ごみを背中のポケットなどに戻し、グリーンゾーンまで進んでから捨てて環境を守っています。

▽鍛え上げた下半身は後続の選手も絶賛!?
本多選手の自慢のパーツは鍛え上げた「太もも」。ひときわ目を引く太もも回りは、なんと60cm超え!スプリント勝負(ラストスパートでの優勝争い)に有利です。一方、石橋選手は引き締まった「お尻」。レース中に後ろを走る選手から、ほめられたこともあるとか。

▽ボトルの水を掛けられる!?
レース中は終始ピリピリしているわけではなく、オン・オフの切り替えがあります。レースが緩んだときは、仲良しの選手と談笑しているシーンも見られます。暑いときなどは、ボトルに入った水を他の選手に掛けている選手もいて、わざわざ水掛け用のボトルを準備しているとかいないとか。

▽細い手足首は鍛え上げている証し
自転車をこぐことは脂肪の燃焼につながります。選手に体で自慢のパーツを聞いたところ、小石選手は「手首」、宇賀選手は「足首」。小石選手は腕時計のベルトが限界まで短くなってしまうほどに。「末端の四肢に無駄な肉がないことは鍛錬している選手の証し」だとか。

▽沿道の人の姿は意外に見えています!
すごいスピードで駆け抜ける選手たちですが、沿道で応援している人の姿は結構見えていて「この人、前も応援してくれていたな」と気付くことも。小石選手は「1人でも応援の人がいるだけでうれしいです。観戦している人たちのエールや楽しんでいる様子は届いていて、力になります」とコメントをくれました。

■市ホームタウンチーム「Team UKYO SAGAMIHARA」を応援しよう!
今季は日本人選手3人が入れ替わり、実力も経験もあるメンバーがそろいました。「ホーム」の相模原ステージでの活躍と総合優勝を狙うTeam UKYO SAGAMIHARAが誇る4選手に迫ります。

▽小石祐馬
・昨年はTOJ個人総合時間5位!
キャプテンを務めチームを引っ張る。「加入した選手も含めて、優勝争いに絡むような経験がある。総合上位に何人も入れるはず。楽しみです」

▽宇賀隆貴
・昨年はジャパンサイクルリーグ(JCL)で新人賞
サバイバルレースが得意な若手のホープ。「アシスト役、風よけ、ボトル運びのようなエースを助ける役割が多いです」

▽石橋学
・新加入選手
国際レースなど経験豊かな実力者。「ごまかしの利かない、きついレースで活躍できる。力はそこそこあると自分でも思ってるので、期待してください」

▽本多晴飛
・新加入選手
昨年ジャパンサイクルリーグ(JCL)の新人賞を宇賀選手と最後まで争った。「割とスプリントもできる方なので、チャンスがあれば優勝も狙って動きます」

▽Team UKYO SAGAMIHARA(チーム右京相模原)
元F1ドライバーで本市の名誉観光親善大使でもある片山右京さんが、監督を務める自転車ロードレースチーム。緑区の藤野地区を拠点として、国内外のレースで活動、2シーズン目を迎えるJCLプロロードレースツアーや、UCI主催レースなどで活躍しています。

■大会を盛り上げる自転車屋さんに聞いてみた
店がある橋本商店街では、全体でTOJの盛り上げに取り組んでいます。昨年は私も大会当日に交通整理をしました。相模原ステージは周回区間で何度もレースを見られるのが良いですね。
都心に出やすく、山や湖など自然豊かな緑区の環境が、自転車文化を育んでいます。ここでTOJが開催され、自分の知っている場所をプロの選手が走るのは、とても貴重なことです。身近で大会に触れて、自転車に興味を持ってもらうことで、歩行者、自転車、車、全ての人が譲り合って、互いを思いやる交通文化が、相模原から広められるといいですね。

■オリジナルロゴデザインも決定
公募で決まった相模原ステージのオリジナルロゴ。山下良治さん(東京都世田谷区在住)のデザインで、相模原とステージの「S」をモチーフにして、疾走する選手を表現。後輪はあじさいをイメージしています。

問い合わせ:市コールセンター
電話︎042-770-7777

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル2階
   相模原市
〒252-5277 神奈川県相模原市中央区中央2-11-15

相模原市より市民のみなさまへ大切な情報をいち早くお届けします マイ広報さがみはら

MENU