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観戦が初めてでも大丈夫『2022 Tour of Japanを楽しもう!』(1)

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神奈川県相模原市 クリエイティブ・コモンズ

今年で2回目となる相模原ステージの見どころや、自転車ロードレースの面白ポイントを、市のホームタウンチーム・Team UKYO SAGAMIHARAの小石祐馬、石橋学、宇賀隆貴、本多晴飛の4選手に聞きました。

■相模原ステージみどころ
▽富士山の後でレースは動く!
相模原ステージは直線区間と周回区間で構成されています。高低差のある周回区間は、約13.8kmの距離を7周半走るハードなコース。前日の厳しい富士山ステージで疲労のたまった選手たちを、ふるいに掛けることになります。
小石選手は「本当に頑張らないといけないステージです。昨年初開催でどうなるか分からなかったが、ここで総合順位が動くことも十分あり、何が起こるか分からないステージです」と語っていました。

■栄光の4つのジャージ
▽グリーンジャージ
最も賞賛される「総合1位」の証し。各ステージのゴール後に総合計時間がトップとなった選手が着用

▽ブルージャージ
瞬発力勝負のポイント賞。中間スプリント地点とゴールの通過順でポイントが与えられ、その合計の最も高い選手が着用

▽レッドジャージ
上り坂を制する山岳賞。山岳地点を上位で通過した選手にポイントが与えられ、その合計の最も高い選手が着用

▽ホワイトジャージ
若きエースの証明、新人賞。23歳以下の全選手で個人総合時間の最上位選手が着用

■ココに注目!
▽先頭は体力の消耗が10倍!!
速度が速くなればなるほど空気抵抗が増え、前を走る選手の負担が大きくなります。集団の前と後ろでは力の出し方が違い、後方では前方の10分の1の力でOK。極端に言えば、足を止めていても進んでいきます。これをチームの戦略として利用し、力を残して、最後の瞬発力に懸けるという戦略も。

▽補給食を食べた後のごみの行方は?
ごみは、グリーンゾーンというエリアで捨てないと厳しい制裁と罰金があります。選手たちは、補給食を摂取したあと、ごみを背中のポケットなどに戻し、グリーンゾーンまで進んでから捨てて環境を守っています。

▽鍛え上げた下半身は後続の選手も絶賛!?
本多選手の自慢のパーツは鍛え上げた「太もも」。ひときわ目を引く太もも回りは、なんと60cm超え!スプリント勝負(ラストスパートでの優勝争い)に有利です。一方、石橋選手は引き締まった「お尻」。レース中に後ろを走る選手から、ほめられたこともあるとか。

▽ボトルの水を掛けられる!?
レース中は終始ピリピリしているわけではなく、オン・オフの切り替えがあります。レースが緩んだときは、仲良しの選手と談笑しているシーンも見られます。暑いときなどは、ボトルに入った水を他の選手に掛けている選手もいて、わざわざ水掛け用のボトルを準備しているとかいないとか。

▽細い手足首は鍛え上げている証し
自転車をこぐことは脂肪の燃焼につながります。選手に体で自慢のパーツを聞いたところ、小石選手は「手首」、宇賀選手は「足首」。小石選手は腕時計のベルトが限界まで短くなってしまうほどに。「末端の四肢に無駄な肉がないことは鍛錬している選手の証し」だとか。

▽沿道の人の姿は意外に見えています!
すごいスピードで駆け抜ける選手たちですが、沿道で応援している人の姿は結構見えていて「この人、前も応援してくれていたな」と気付くことも。小石選手は「1人でも応援の人がいるだけでうれしいです。観戦している人たちのエールや楽しんでいる様子は届いていて、力になります」とコメントをくれました。

■市ホームタウンチーム「Team UKYO SAGAMIHARA」を応援しよう!
今季は日本人選手3人が入れ替わり、実力も経験もあるメンバーがそろいました。「ホーム」の相模原ステージでの活躍と総合優勝を狙うTeam UKYO SAGAMIHARAが誇る4選手に迫ります。

▽小石祐馬
・昨年はTOJ個人総合時間5位!
キャプテンを務めチームを引っ張る。「加入した選手も含めて、優勝争いに絡むような経験がある。総合上位に何人も入れるはず。楽しみです」

▽宇賀隆貴
・昨年はジャパンサイクルリーグ(JCL)で新人賞
サバイバルレースが得意な若手のホープ。「アシスト役、風よけ、ボトル運びのようなエースを助ける役割が多いです」

▽石橋学
・新加入選手
国際レースなど経験豊かな実力者。「ごまかしの利かない、きついレースで活躍できる。力はそこそこあると自分でも思ってるので、期待してください」

▽本多晴飛
・新加入選手
昨年ジャパンサイクルリーグ(JCL)の新人賞を宇賀選手と最後まで争った。「割とスプリントもできる方なので、チャンスがあれば優勝も狙って動きます」

▽Team UKYO SAGAMIHARA(チーム右京相模原)
元F1ドライバーで本市の名誉観光親善大使でもある片山右京さんが、監督を務める自転車ロードレースチーム。緑区の藤野地区を拠点として、国内外のレースで活動、2シーズン目を迎えるJCLプロロードレースツアーや、UCI主催レースなどで活躍しています。

■大会を盛り上げる自転車屋さんに聞いてみた
店がある橋本商店街では、全体でTOJの盛り上げに取り組んでいます。昨年は私も大会当日に交通整理をしました。相模原ステージは周回区間で何度もレースを見られるのが良いですね。
都心に出やすく、山や湖など自然豊かな緑区の環境が、自転車文化を育んでいます。ここでTOJが開催され、自分の知っている場所をプロの選手が走るのは、とても貴重なことです。身近で大会に触れて、自転車に興味を持ってもらうことで、歩行者、自転車、車、全ての人が譲り合って、互いを思いやる交通文化が、相模原から広められるといいですね。

■オリジナルロゴデザインも決定
公募で決まった相模原ステージのオリジナルロゴ。山下良治さん(東京都世田谷区在住)のデザインで、相模原とステージの「S」をモチーフにして、疾走する選手を表現。後輪はあじさいをイメージしています。

問い合わせ:市コールセンター
電話︎042-770-7777

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