~小山中学校と法務省矯正局が共同企画~
昨年11月から、旧神奈川医療少年院跡地を囲む鉄板壁約220mに、小山中学校の生徒と各地の少年院生が「つながり」をテーマに描いた作品116点が展示されています。今回プロジェクトに携わった生徒会の皆さんに、取り組みのきっかけやプロジェクトの内容について聞きました。
Q:プロジェクトを始めたきっかけは?
A:地域の人から、壁に落書きされないか心配、壁があることで圧迫感があるとの相談を受けて、小山中学校で何かできないかと考えていたら、地域の人が法務省と連携する話をつないでくれたことで絵を描くプロジェクトがスタートしました。
Q:テーマを「つながり」にした理由は?
A:法務省の担当者さんから、想いのこもった絵を描いて欲しいと言われました。コロナ禍でいろいろな活動が制限されていて、生徒同士や地域の人との関わりがなくなり、人と人との「つながり」が大事だということに気付いたので、テーマにしました。
●小山中学校生徒会の皆さんの感想
・法務省の担当者と話す中で少年院のイメージが変わりました!
・たくさんの絵が集まって、同じテーマでもいろいろな表現があって面白いと思いました!
・想像以上の作品が出来て、地域の人が立ち止まって見ているときは、誇りを持てる活動ができたと思いました!
・どんなものが出来上がるかイメージできなかったけど、完成したときはうれしかった!
・人とつながる方法は直接的なものだけじゃなくて、いろいろな方法があることに気付けました!
・コロナ禍でも地域とのつながりを作れることがうれしかった!!
・コロナ禍前の地域活動を思い出して、懐かしく感じました!
●コミュニケーションデザインを手掛ける
「TOKYO SOCIAL DESIGN」がデザイン協力!
何か明るい未来を予感させ、異なる人、モノ、概念が混ざり合い、音楽を奏でるような感覚をイメージしデザインしました。重くなりがちなメッセージをできるだけ軽く伝え、興味を引き、そして、問いかけの文章から、何かを考えるきっかけになれたらと思っています。
●旧神奈川医療少年院
中央区小山に1978年に開設され、2019年に移転に伴い閉所しました。
問い合わせ:中央区役所区政策課
電話042-769-9802
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