・飼っている人も
・飼わない人も
・これから飼いたい人も
動物との暮らしは飼う人を癒やしますが、時には周囲とトラブルになることもあります。
人と動物が共に生きるためにはどうすればよいか、自身のペットのために何ができるのか、考えてみましょう。
●たんぽぽの里代表 石丸雅代さん
保護猫のボランティア団体として、年間400~500匹の猫の保護や、譲渡会を開催している。
獣医療が発達し、今は20年以上生きる猫も増えています。飼いたい人は、すぐに飼うのではなく、飼う前に、費用のことを調べる、自分に何かあったときにペットの命が終わるまで飼えるのか、今だけでなく数年・十数年先のことまで考えてから、飼うことを決めてほしいです。覚悟ができて、環境が整ったときには、ぜひ譲渡会も利用してみてください。
また、野良猫のことで困ったら、地域住民が主体となる地域猫活動で、ルールに沿った餌やりやトイレの管理などをして、みんなが幸せに暮らせるように一緒に考えていきましょう。
●市獣医師会会長
池田どうぶつ病院 獣医師 池田聖一さん
よくある相談に、犬の鳴き声があります。よく吠える性格の犬もいれば、病気などにより吠える場合もあります。原因が何かを探り、過度に吠える場合はトレーナーや専門家に相談してみるのも1つの方法です。
元気でも人間と同様に健康診断を定期的に受けましょう。高齢の動物の場合は、健診の頻度を増やす、餌を年齢に合った物に替える、家の中で足を滑らせないようカーペットを敷くなどの住居環境を見直すことも大切です。ペットが寝たきりや介護が必要になったときのことなども考えてみてください。
■こんなことありませんか? こんなときはどうする?
▽ふん尿のことで近所とトラブルに
・犬の散歩時は、飼い主が排せつ物を片付けましょう
・猫は室内で飼いましょう
▽ペットが迷子になった
・あらかじめ、迷子札やマイクロチップ、鑑札や狂犬病予防注射済票(犬のみ)を付けましょう
・迷子になったら、すぐに保健所や警察へ連絡してください
▽ペットを飼いたい
・命を終えるまで飼えるか考えましょう
・無理のない頭数を飼いましょう
※やむを得ない事情で飼えなくなったら
親戚や知人、インターネットを利用してできる限り譲渡先を探してください
▽犬が鳴く
・飼うからには、しつけが必要です
ただし、動物は鳴くものです。しつけをしても鳴かなくなるわけではありません
▽野良猫に子猫が生まれた
・猫はすぐに繁殖します。お世話をしている人や地域の人が不妊去勢手術をしてください
↓
・野良猫の不妊去勢手術助成金の活用を
自主的に野良猫の手術をする人に対し、市で手術費用の一部を助成しています。
※助成金を利用するには、事前に人と猫との共生社会支援サポーターの登録が必要
「困ったとき」、「解決しないとき」は生活衛生課へ相談してください。
■人と猫との共生社会支援サポーターを募集中!
野良猫の不妊去勢手術を自主的に行うなどのボランティア
※詳しくは市ホームページへ
■動物愛護週間コンテスト~ペットの写真を募集~
応募作品は市ホームページで人気投票を行い、全ての作品を後日展示
日時:9月8日(水)まで
※応募方法など詳しくは市ホームページへ
※譲渡会や災害時の備え、猫の適正飼養ガイドラインなど詳しくは市ホームページへ
問い合わせ:生活衛生課
電話042-769-8347
<この記事についてアンケートにご協力ください。>