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《みなみ区版》柴胡の原の昔より

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神奈川県相模原市 クリエイティブ・コモンズ

「相模原市民の歌」にも歌われるとおり、相模原はかつてミシマサイコ(三島柴胡)の花が咲き誇り、「柴胡が原」と呼ばれていました。
地名の由来となるほど親しまれたミシマサイコですが、乱獲や都市化による環境変化の影響で、市内で自生するミシマサイコは見かけなくなってしまいました。ミシマサイコを次の世代に伝えるための活動をしている「相模原柴胡の会」の取り組みを紹介します。

■相模原柴胡の会と相模原柴胡を知っていますか?
相模原柴胡の会では、生物多様性に関する法を順守しながら区内の相模原麻溝公園などでミシマサイコ普及啓発のため、栽培や各種イベントの開催などの活動をしています。柴胡の会が栽培するミシマサイコは、相模野台地近辺の山地に自生していた野生種のミシマサイコの子孫です。柴胡の会では、ミシマサイコの普及啓発のため「相模原柴胡」として、地域ブランド化を推進しています。

■一緒に活動してくれる仲間を募集します
本市とゆかりの深いミシマサイコを育成して一緒に楽しい汗を流してみませんか。
相模原柴胡の会の活動に参加する人を募集しています。市内在住の人だけでなく、本市近郊に住む人も参加できます。活動場所など詳しくは、相模原柴胡の会ホームページをご覧ください。

■ミシマサイコ(三島柴胡)とは
本州・九州の日当たりの良い山野に広く分布していた多年草で、7〜8月に黄色い小さな花を咲かせます。
根は、漢方生薬の「柴胡」として解熱剤や鎮痛剤として利用されています。
女性や子どもでも収穫でき、高値で売れるミシマサイコは、江戸時代の相模野地域の農家にとって、農閑期の貴重な収入源だったようです。
本市にゆかりの深いミシマサイコですが、1950年代には市内でほとんど見かけなくなりました。現在、絶滅危惧種に指定され、県内でも自生のミシマサイコは確認されていません。

・7〜8月には、花壇に可憐な花が咲き誇ります。
・下溝、柴胡花壇での作業の様子。毎月第1金曜日、第3木曜日に作業しています。
・麻溝公園、柴胡花壇での作業の様子。28人の会員が相模原柴胡の栽培に取り組んでいます。

問い合わせ:相模原柴胡の会 事務局 福田さん
電話090-1426-8989

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   相模原市
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