~正しく恐れる正しく備える~
近年の台風の巨大化や集中豪雨などに対応するため、令和元年から運用している警戒レベルに関連する「避難情報」が変更されました。この機会に、皆さんの風水害に対する日頃の備えを、改めて見直しませんか。
■〔避難情報が変更〕「避難指示」で全員避難!「避難勧告」は廃止
令和元年東日本台風などでは、「避難勧告」と「避難指示(緊急)」の違いが分かりづらく、逃げ遅れによる被災も発生しました。この教訓を踏まえ、これまでの避難情報が変わります。
■マイ・タイムラインで備えよう
台風や低気圧は、事前に来ることが分かるので、備えることができます。風水害の備えに役立つ「マイ・タイムライン(※)」を作ってみましょう
※マイ・タイムラインとは
皆さん一人ひとりがどのように行動するかを時間がたつ順番で整理した「防災行動計画」のことです。あらかじめ作成をしておくことで、いざというときに慌てずに行動することができます。
「警戒レベルに関する避難情報などが変わりましたので、新しい避難情報を基にマイ・タイムラインを作ってみましょう!」
「マイ・タイムラインはすでに作って見えるところに貼ってあります!」
・田名小学校4年生の授業でマイ・タイムラインを作成しました!(令和2年度)
1.自宅(周辺)の状況を知る
ハザードマップは、崖や川のそばなどに住んでいる人に配布しています。持っていない人は、市ホームページをご覧になるか、危機管理課にお問い合わせください。
・「さがみはら防災マップ」でも確認できます。
2.避難する場所を確認する
万が一のときに、自分や家族が、どこに避難をするかをあらかじめ考えておきましょう。新型コロナウイルス感染症対策のため、できるだけ分散避難(風水害時避難場所以外への避難)を優先しましょう。
▽どこに避難するかをフローチャートで考えよう
[スタート]
まずはハザードマップを見て確認!自宅は安全?→はい→「在宅避難」備蓄品などを用意する
いいえ↓
安全な親戚や知人宅はある?→はい→「親戚や知人宅に避難」食料品や日用品を持っていく
いいえ↓
「風水害時避難場所へ避難」食料品や日用品を持っていく
※風水害時避難場所に特別な備えはありません。
「風水害時避難場所」とよく混同する「避難所」は、災害が去ったあとに自宅が倒壊するなどして住めなくなったときに生活をする場所です。
▽普段から備蓄品を準備しましょう
電気や水道などが止まっても在宅避難ができるように、食料品や日用品など必要なものを、3日分以上備蓄しましょう。
※賞味期限や消費期限は定期的に点検しましょう。
「例えば断水時に役立つ備蓄品」
・飲料水
・水を使わないレトルト食品
・簡易トイレ
・乳幼児用液体ミルク
・手指消毒液
▽ペットを連れての避難について
ペットと一緒に避難するには、条件があります。事前に確認して、準備をしておきましょう。
3.避難の目安を考える
災害時には、次のようなさまざまな方法で気象情報や避難情報などをお知らせしています。あらかじめ気象情報などの入手方法を確認し、自分や家族の状況に合った避難のタイミングを決めておきましょう
・さがみはらメールマガジン「防災」(防災メール)
・ひばり放送テレホンサービス(電話0180-994-839)
・FM HOT 839(エフエムさがみ)(83.9MHz)
・テレビ神奈川(tvk)データ放送(地デジ3ch、リモコンdボタン)
・Yahoo!防災速報(防災アプリ)
・市LINE公式アカウント(アカウント名:相模原市、LINE ID:@sagamihara_city)
…LINEに友だち登録するとひばり放送や河川情報が通知されるのね!
・市内外の河川の水位情報
…令和元年東日本台風を踏まえ、水位計や河川監視カメラを増設。スマートフォンなどから水位の状況を確認できます。
4.非常用持出品の用意をする
いつでも持ち出せる場所に備えておきましょう。
[例]
・非常食料(乾パン、缶詰、レトルト食品)
・感染症対策用品(マスク、消毒薬、体温計など)
・その他、個人の事情に合わせた物品(常備薬、乳幼児用品など)
5.避難を完了するまでの行動を書き出す
「1~4で考えたことを基に、マイ・タイムラインシートを完成させましょう!」
「分かりました!」
作り方が詳しく分かる作成ガイドブックや、マイ・タイムラインシートは本紙掲載の二次元コードから
問い合わせ:
避難情報の入手方法について 緊急対策課 電話042-707-7044
マイ・タイムラインについて 危機管理課 電話042-769-8208
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