自殺は、さまざまな要因が複雑に絡み合い、心理的に追い込まれた末の死です。
・健康の問題…心身の病気など
・仕事の問題…過酷な労働環境など
・経済的な問題…多重債務など
コロナ禍により、さまざまな要因への影響が懸念されています。
■一人の自殺が周囲にいる人に深刻な影響を与えます
1人の自殺は、周囲にいる少なくとも5~10人の人たちに深刻な影響を与えると言われています。身近な人や大切な人を亡くしたとき、遺された人はいろいろな感情を抱き、「からだ」や「こころ」にさまざまな変化が現れます。
◆身近な人、大切な人を亡くしたときに起こりやすい、「からだ」と「こころ」の変化
▽からだ
・食欲がない、食べ過ぎる
・眠れない、寝過ぎる
・疲れやすい、風邪をひきやすい
・集中して物事を考えられない
・仕事や日々の生活能力の低下
・頭痛、胃の痛み、下痢、便秘
・趣味に手が付かない
▽こころ
・無力感に襲われる
・自分が悪かったのではないかと自分を責める
・亡くなった人のことをいつも考えてしまう
・自殺のことを知られたくない、誰にも言えない
・誰とも会いたくない
・悲しいはずなのに、感情が湧かない
※変化の現れ方には個人差があり、反応や対処方法もさまざまです。
焦らず、無理をしないことが回復への近道ですが、不調が長く続く、生活する上で支障が大きいといった場合は、医療機関への受診を検討してください。
~身近な人、大切な人を自死(自殺)で亡くした人へ~
■不安や悩みを一人で抱えていませんか?
悲しみや苦しみから一人で立ち上がるのは簡単なことではありませんが、その気持ちを語り、わかち合うことができると、こころが少し軽くなることがあります。
▽さがみはら わかち合いの会(自死遺族の集い)
わかち合いの会とは、同じ体験をした人が集い、安心して胸のうちをわかち合える場です。話を聞くだけの参加もできます。
日時:3月11日(木)午後2時~3時15分
会場:杜のホールはしもと セミナールーム2
対象:身近な人、大切な人を自死で亡くした人
申し込み:3月10日までに、電話で精神保健福祉センターへ
電話042-769-9818
▽こころのホットライン(市自殺予防電話相談)
電話042-769-9819
不安や悩みを抱えている人、自殺を考えそうになっている人、身近な人を自死(自殺)で亡くした人の相談を受け付けます。
日時:毎日(12月29日~令和4年1月3日を除く)午後5時~10時(受け付けは午後9時30分まで)
▽あなたの“生きる”を応援するサイト
「リブちゃんネル」(市自殺対策ホームページ)
「まもろうよこころ」(厚生労働省ホームページ)
問い合わせ:精神保健福祉センター
電話042-769-9818
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