10月は「食品ロス削減月間」
10月30日は「食品ロス削減の日」
日本の文化である「もったいない」のこころを大切に、できることから食品ロス削減に取り組んでみませんか?
■食品ロスは、どれくらい発生しているの?
→日本の食品破棄量は年間「600万トン!」
食品ロスとは、本来食べられるのに捨てられる食品のこと。
世界では年間約40億トンの食品が生産され、その約3分の1に当たる約13億トンが何らかの理由により捨てられています。
▽日本の食品ロス(平成30年度推計) 600万トン
国民1人当たり1日約130g(お茶わん約1杯のごはんの量)を捨てています
・事業者から 324万トン(54%)←規格外、返品、売れ残り、食べ残し
・家庭から 276万トン(46%)
▽家庭で発生する食品ロスには、どんなものがある?
(1)食べ残し…作ったはいいが、食べ切れなくて廃棄されるもの
(2)直接廃棄…食べることなく、手付かずのまま廃棄されるもの
(3)過剰除去…皮のむき過ぎなど、食べられる部分が捨てられているもの
▽食品ロスはSDGsにどうつながるの?
日本の食品ロスは世界で飢餓に苦しむ人への食糧援助量の約1.4倍。廃棄される食べ物が行き渡ればたくさんの人の助けになります。
「2030年までに食品の廃棄を半減する」という具体的な目標を設定しています。
そのほか、食品を生産するときや廃棄するときに発生する温室効果ガスなど、地球温暖化などにもつながっています。
詳しくは、市SDGs特設サイトへ︎
▽市では? 市内で発生している食品ロスは…
年間約1万2,400トン!
市民1人当たり1日約47g!
※「(1)食べ残し」と「(2)直接廃棄」を合わせた合計値(令和2年度推計)
■食品ロスが減ると市民に影響あるの?
→ごみ最終処分場(※)が長く使えます。
※最終処分場って?
集積場所に出した家庭ごみは、市内の清掃工場で焼却し、薬品処理をした上で、残った灰などを一般廃棄物最終処分場(以降、最終処分場と表記)に埋め立てています。市民の皆さんが安全で衛生的な生活を送るために必要な施設です。
最終処分場について詳しくは広報さがみはら掲載の二次元コードから
▽ごみはどこへ行く?
・収集されたごみは清掃工場へ
↓
・焼却処理
北清掃工場(緑区下九沢)
南清掃工場(南区麻溝台)
市には2つの清掃工場があるよ。燃やした熱は発電やプール、植物園などに利用されているんだ
↓
・焼却灰などは最終処分場(麻溝台)に埋め立て
▽食品ロスが減るとどうして最終処分場が長持ちするの?
・回収されたごみを開けたら食品ロスがたくさん出てきたんだ(パンピーレッド)
つまり…
食品ロス削減⇒生ごみ量がぐっと削減!
・食品ロス削減に取り組めば、1日100g(レモン1個分が目安)の家庭ごみを削減する「ごみDE71大作戦」の目標に近づくよ!(レモンちゃん)
・1人1日当たり100gのごみを減らせば
100g×約72万人×365日⇒約2万6,000トンのごみが減量!
↓
焼却灰などが減る
↓
埋め立て期間が延長
▽埋め立てが進む最終処理場
・埋め立てには25mプール1,280個分の広い土地が必要です
・一番上の辺りまで埋め立てが進んでいます
家庭ごみの週2回収集への変更や、市民の皆さんがごみの減量化・資源化に取り組んだことで、当初の計画より約5年間長く埋め立てが可能になりました。今後、令和4年度から順次埋め立て容量を増やすための工事を行うことで、19年度の途中まで埋め立てできる予定です。
最終処分場を造るにはとても広い土地と長い期間が必要です。
次の最終処分場の整備に向けて検討を進めています。ご理解とご協力をお願いします。
問い合わせ:
〔食品ロスについて〕資源循環推進課 電話042-769-8334
〔最終処分場について〕清掃施設課 電話042-769-8246
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