災害はいつ起こるか分かりません。災害に備えて、分散避難や感染予防など、コロナ禍での新しい防災行動を家族や地域で考えましょう。
■備え1 住んでいる地域のハザードマップを確認
「ハザードマップ」とは、自然災害の被害想定区域や避難所などが記載されている地図です。市のホームページで住んでいる地域のハザードマップを確認できるので、家族と一緒に確認してみましょう。
■備え2 「分散避難」の検討を
災害の危険が迫ってきたら迷わず避難をしましょう。避難先は、自宅の安全が確認できれば在宅避難も選択肢に、また、市が開設する避難所や避難場所だけではなく、あらかじめ、安全な親戚・知人宅などへの避難も検討しておきましょう。
▽分散避難
⇒市が開設する避難所や風水害時避難場所に避難
⇒安全な親戚・知人宅に避難
・避難先では手洗い、咳エチケット、人との距離を取るなどの感染予防を
・発熱、咳などの症状がある場合には、避難先に申し出を
▽マイ・タイムラインを作ろう
風水害に備え、自分や家族のマイ・タイムライン(防災行動計画)を作成しておくことで慌てずに行動できます。
▽防災メールに登録しよう
ひばり放送でお知らせした内容や、避難所の開設情報などの災害に関する情報を配信しています。
〔避難所〕
地震や土砂災害等で家屋が倒壊するなどして、自宅に住めなくなってしまった場合などに中長期的に避難生活を送る場所
〔風水害時避難場所〕
洪水や土砂災害が発生する恐れがある場合に、一時的に危険から逃れるための場所
■備え3 非常用持ち出し品の準備
飲料水や食料などの非常用持ち出し品を準備しましょう。持ち出し品にはマスクや消毒液、体温計などの感染予防グッズを追加しましょう。
■備え4 ご近所付き合いも大切
過去の大規模災害時に助け出された人の多くは、地域の住民に救出されています。
令和元年東日本台風では、中央区でも近隣住民から温かい食事の提供や、自治会による炊き出しが行われた避難場所もありました。
日頃からご近所へのあいさつなどを心がけ、顔の見える関係を大切にしましょう。
■避難所運営での感染症対策
~緑が丘中学校避難所運営協議会の取り組み~
〔光が丘地区の取り組みが、「分散避難と避難所運営」(発行:(株)ぎょうせい)という本で紹介されています。〕
4月に緊急事態宣言が発令された頃、報道で避難所での3密対策が急務だということを知り、その直後から国や県の資料を頼りに自分たちの避難所で対策を考えてみたところ、従来の4分の1の人数しか避難できないことがわかりました。そのため、光が丘地区内で課題を共有し、避難所運営について地区独自のガイドラインを作成して避難所ごとに取り組みを進めることになりました。
また、避難所の密を避けるために、安全な親戚や知人宅などへの「分散避難」を呼び掛けるチラシを作成して配布しました。日頃から「自分たちでできることは自分たちで」をモットーに何ができるか考えています。
会長 堀口眞さん
副会長 門倉茂さん
■台風シーズン到来 身近な風水害時避難場所の確認を
令和元年東日本台風では、市内で6,000人以上、中央区でも2,000人近くの人が避難されたことを踏まえ、風水害時避難場所を追加し、避難者受け入れ体制の強化を図りました。
14カ所⇒29カ所
・緑区や南区でも風水害時避難場所を追加しました。
※城山ダムの緊急放流などの場合に開設する施設
問い合わせ:中央区役所地域振興課
電話042-769-9801
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