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得意なこと苦手なことは人それぞれ違う ~発達障害を知ろう~(2)

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神奈川県相模原市 クリエイティブ・コモンズ

■発達障害を知ろう
◆どんな特性?
いくつかの種類があります。

▽自閉症(広汎性発達障害)
※知的な遅れを伴うこともあります
・言葉の発達の遅れ
・コミュニケーションの障害
・対人関係・社会性の障害
・パターン化した行動、こだわり

▽アスペルガー症候群
※知的な遅れを伴うこともあります
・基本的に、言葉の発達の遅れはない
・コミュニケーションの障害
・対人関係・社会性の障害
・パターン化した行動、興味・関心の偏り
・不器用

▽注意欠陥多動性障害(ADHD)
※知的な遅れを伴うこともあります
・不注意(集中できない)
・多動・多弁(じっとしていられない)
・衝動的に行動する(考えるよりも先に動く)

▽学習障害(LD)
・「読む」「書く」「計算する」などの能力が、全体的な知的発達に比べて極端に苦手

※このほか、トゥレット症候群や吃音(症)なども発達障害に含まれます。
厚生労働省「発達障害の理解のために」より

▽例えばこんな特性
・視線が合いにくい
・興味のあることを追求する
・人の気持ちを想像することが苦手
・視覚的に学ぶことが得意
・変更が苦手。順番ややり方をいつも同じようにしたがる
・特定の音や光、におい、肌触りなどに対して過敏だったり、気づきが低かったりする
※特性の現れ方には個人差があります。

◆発達障害への誤解
・わがままに見える
・怠けているように見える
⇒でも実は苦手なことだから
・感覚が過敏でつらい
・どこに注目してよいか分からない
・言われていることがイメージできない
本人はとても困っています!

◆正しい理解を!
▽啓発イベントに行く
自閉症のことを広く知ってもらうために、国連が4月2日を「世界自閉症啓発デー」としました。本市でも、自閉症などの発達障害を広く知ってもらうイベントを開催します。

《各図書館で》
発達障害の本の紹介、発達障害のある人の感覚を疑似体験できるコーナーを特設

《市立図書館で》
相模原やまびこ会(市自閉症児・者親の会)の作品を展示
ぜひ、お立ち寄りください
日時:3月17日(火)~4月4日(土)まで〈休館日を除く〉

▽本を読む
『発達障害がよくわかる本』
(本田秀夫著/講談社/2018)
発達障害の入門書です。発達障害を知りたいと思ったときに最初に読んでいただきたい本です。

『発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本』
(藤野博・日戸由刈著/講談社/2015)
困難に直面しやすい発達障害の子にとって必要な心の回復力・立ち直る力(レジリエンス)の育て方について解説しています。

■発達障害をサポートしよう
◆あなたにもできるサポート
市では、発達障害のある人とその家族の生活をサポートするツールの1つとして、「サポートカード」を、希望者に配布しています。

▽サポートカードってなに?
生活のさまざまな場面や、災害時などで困ったときに、周囲に理解してほしいことや配慮してほしいことを、伝えるためのカードです。

▽提示されたらどうすればいいの?
カードに書かれている内容について、できる範囲でのご協力をお願いします。

■気になるときは相談を
子どもから大人まで、発達や発達障害に関する相談を受け付けています。
来所での相談は予約制です。
まずは電話でご相談ください。
※月〜金曜日(年末年始・祝日を除く)午前8時30分〜午後5時

▽乳幼児期~小学生の相談
♪緑子育て支援センター
・橋本・大沢・城山地区 電話042-775-1760
・津久井地区 電話042-780-1420
・相模湖地区 電話042-684-3737
・藤野地区 電話042-687-5515
♪中央子育て支援センター 電話042-756-8424
♪南子育て支援センター 電話042-701-7727
※各センターの療育相談班が担当します。

▽中学生~成人の相談
♪市発達障害支援センター 電話042-756-8411
※中学生の相談は、4月1日からお住まいの地域の子育て支援センターで受け付けます。

問い合わせ:市発達障害支援センター
電話042-756-8411

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