◆安全を守るひみつ基地!?
新宿と小田原・片瀬江ノ島・唐木田をつなぐ小田急電鉄は、南区内に相模大野を含め3駅があり、区民の暮らしに欠かせない交通機関として親しまれています。
相模大野にある大野総合車両所では、小田急電鉄が保有する1,000両以上の車両全てを細かく分解して点検・整備(全般検査)を行っています。
重要な役割を担う大野総合車両所の普段は見られないヒミツをご紹介します。
・クレーンで車体をつり上げる様子
15トンもの重さをつり上げることのできる大型クレーンを2台使用して、電車の車体と台車(車輪などの駆動部)を切り離します。巨大な車体がつり上げられる様子は迫力満点です。
・普段は見ることのできない電車の裏側には、コンプレッサーやブレーキ関係の装置などが機能的に配置されています。
・ゆがんだ車輪は騒音や揺れの原因となるため、車輪がきれいな円になるように車輪旋盤(その名も「こんにち輪」)で削ります。
・私たちの乗る車体の乗降用ドアやシートから運転台に至るまでを分解し、隅々まで整備します。
・電車を動かすモーター(主電動機)も台車から取り外して整備します。10両編成の電車は約20台のモーターで動かしています。
▽当たり前の安全を支えるために
電車は安全・快適で当たり前、定時運行で当たり前。大野総合車両所では、そんな当たり前を支えるために日々整備をしています。(技術員の畠山さん)
▽大野総合車両所を親子で見学しよう!
小田急電鉄では、「大野総合車両所親子見学会」を開催します。当日は車両の整備の様子やロマンスカーの展望室見学などをお楽しみいただけます。
日時:3月30日(月)午前9時20分~正午(予定)
会場:大野総合車両所(南区東林間)
対象:小学生とその保護者 40組80人(抽選)
申し込み:小田急電鉄ホームページから申し込んでください。
問い合わせ:南区役所区政策課
電話042-749-2134
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