■中央区さくら咲くボーイズ39が行く!
区内に、これまでごみとして焼却されていた食品ロス(※1)を原料に豚の飼料を作り、世界からも注目されている「日本フードエコロジーセンター(中央区田名塩田)」という企業があります。2018年には、循環型社会の構築などへの貢献が評価され、「ジャパンSDGs(※2)アワード」でSDGs推進本部長(内閣総理大臣)表彰も受賞しました。区の魅力PRグループ中央区さくら咲くボーイズ39が、そんなすごい企業の秘密を探ります。
※1 食品ロスとは
まだ食べられるのに捨てられている食べ物のことで、日本では年間643万トン(平成28年度推計)も出ています。これは、毎日、日本人全員が茶わん1杯分のご飯を捨てているのと同じ量になります。
日本フードエコロジーセンターでは、食品ロスのうち、お店で発生する売れ残りの食べ物や食品工場での製造ロスを使用しています。
※2 SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは
Sustainable Development Goalsの略で持続可能な開発目標という意味があります。より良い世界をつくるために、国連で決められた国際目標です。
・社長が国連でスピーチしたこともあるすごい企業なんだって!
・「ジャパンSDGsアワード」以外にもたくさんの賞を受賞しているんだって!
・原料はまだ食べられそうなものばかりなんだ!
ここがすごい!
◆食品ロスに新たな価値を 日本フードエコロジーセンターの取り組み
▽環境に優しい製造工程
リキッド・エコフィード(※3)の製造工程で排出される温室効果ガスは、乾燥させて製造する飼料と比べて4分の1まで抑えられます。
※3 液体状の豚の飼料
▽リキッド・エコフィードでおいしい豚肉に
リキッド・エコフィードで育った豚は、筋繊維のきめが細かいのでとてもやわらかいです。また、健康に有用なオレイン酸の含有率が高く、コレステロール値が低いヘルシーな豚肉になります。
▽リサイクルループを構築
同社の飼料を使って飼養された豚肉をブランド化し、養豚業者、製造業、小売り、消費者を巻き込んだ循環の仕組みを作っています。
◆食品ロスがおいしい豚肉に
食品ロスは、さまざまな製造工程を経てリキッド・エコフィードとなります。
(1)お店や工場から、原料となる野菜やパンなどの売れ残りが運ばれる
(2)運ばれてきた野菜やパンなどの重さを計量
(3)原料を機械に投入した後、異物がないか手作業で選別
(4)機械で細かく砕く
(5)加熱殺菌処理、発酵処理を経て完成
・食品ロスからできている飼料だけど、生ごみのような臭いが全然しなくてびっくり!
・原料の入れ物を洗う水も、飼料の一部として無駄にしないんだね
◆僕たち一人一人が今日から始めよう!
・今回学んだ食品ロスの状況を学校の友達にも伝えてみんなで考えていきたい!
・大根の葉とか食べられる食材を無駄にしないようにしよう
●日本フードエコロジーセンターについて詳しくはこちら!
・「日本フードエコロジーセンター」で検索
●SDGsについて詳しくはこちら!
・「相模原市 SDGsについて」で検索
問い合わせ:中央区役所区政策課
電話042-769-9802
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