■10月は乳がん月間
「がん検診」と聞いて、どのようなイメージを持ちますか?女性が生涯で「がん」と診断される確率は約48%、およそ2人に1人と言われています。今回は、女性特有の乳がん・子宮がん検診について、受けるメリットをタイプ別にお伝えします。未来のあなたと、あなたの大切な人たちのために、がん検診について考えてみませんか。
乳がん・子宮頸がん罹患率(※)(上皮内がん含む)
※1年間に人口10万人当たり、何例がんと診断されるか
出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(2016年)
◆例えば 楽天家タイプ
「健康だから大丈夫。そのうち検診を受ければいいか」
早期がんは自覚症状がほとんどありません。健康を実感しているときこそ検診を!
出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(2009~2010年診断例)
子宮頸がんは20歳代、乳がんは30歳代から増加します。定期的にがん検診を受診することで、がんを早期に発見できます。
特に子宮頸がんは、子宮がん検診で早期に発見・治療ができれば、妊娠や出産の可能性を残すことも。
◆例えば せっかちタイプ
「忙しいから、検診に時間はかけられないわ」
気付いたらスマホを眺めて20分経過…女性のがん検診にかかる時間もその程度。健康のために時間を使えるってすてきです!
▽市のがん検診の受け方ってどんなものがある?
2種類から検診を選んでください
〔集団検診〕
市内の小学校や保健センターでさまざまながん検診をまとめて受けられます(土・日曜日、祝日の実施あり)。
〔施設検診〕
乳がんは約50カ所、子宮がんは約30カ所の市内協力医療機関で、ご自身の都合に合わせて予約ができます。
※検診の予約について詳しくは下記「検診に申し込もう」参照
▽検査開始から終了までは、数分(子宮がん検診)~20分程度(乳がん検診)です。
◆例えば 倹約化タイプ
「どのくらい費用がかかるの?高いなら受けたくないな」
お財布のひもが固いのは大切なことですが、ためたお金を使えるのも健康であってこそ。市の検診を利用すれば、費用も抑えられます。
▽市の女性のがん検診費用の目安
マンモグラフィなら費用は2,000円。
ランチ2回分程度です!
子宮がん検診は20歳以上、乳がん検診は30歳以上の人などに受診券を送っています。受診券を使えば、1~3割の自己負担で受診できます。
◆検診に申し込もう まずは選択!
▽集団検診
広報さがみはら掲載のコードか市コールセンター(電話042-770-7777)から申し込んでください。
集団検診の日程や会場は、市ホームページなどをご覧ください。
▽施設検診
受診券が必要
・受診券あり⇒協力医療機関に直接予約!
・受診券なし⇒広報さがみはら掲載のコードか市コールセンターから申し込んでください。
その他、市のがん検診については市ホームページをご覧ください。
◆検診+α セルフチェックの習慣を
~乳がんは自分でも異常を発見できる可能性あり~
毎月1回のセルフチェックを習慣にしましょう。もしも気になる症状がある場合は…早めに医療機関の受診を!
※セルフチェックは、乳腺の張る月経前1週間を避けて
※セルフチェックでは発見できないがんも。定期的な乳がん検診を忘れずに
▽見てチェック
・両腕をあげて
乳房にひきつれ・くぼみ・ただれはありませんか?
▽触ってチェック
・「の」の字を描くように乳首を軽くつまむ
乳房のしこり・脇の下のしこり・乳頭からの分泌物はありませんか?
◆保健師からのアドバイス
市の乳がん・子宮がん検診の受診率は20%弱で、国の目標値(50%)に届いていません。ほかのがんと違い、若い世代から発症することが特徴の乳がん・子宮頸がん。「あのとき受けていれば…」。そんな思いをしないためにも、検診を受けましょう。
問い合わせ:健康増進課
電話042-769-8322
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