地震はいつ起こるか分かりません。東日本大震災では区内でも大きな混乱があり、日頃からの備えの大切さを実感した人も多かったのではないでしょうか。
9月1日の「防災の日」を前に、地震への備えをもう一度確認しましょう。
■地震発生
▽家具が転倒
倒れた本棚がドアをふさいで出られなくなった。
棚から落ちた食器の破片が散乱して歩けない!
⇒家具の転倒・落下防止策を!
家具が転倒・落下すると、避難経路が確保できなかったり、割れた食器でけがをしたりする場合があります。しっかりと家具を固定しましょう。
例:
・出入り口付近には家具を置かない
・金具などで家具を固定する
・引き出しの飛び出し防止器具を設置する など
▽外出先で地震が発生
急いで帰りたいけど、電車が運行を中止して駅は大混乱…。道路も激しく渋滞している。
⇒帰宅は周囲の状況が落ち着いてから!
多くの人が一斉に帰宅を始めると、駅や道路が大混雑し、非常に危険です。むやみに移動せず、まずは周りの状況をよく確認することが大切です。
また、職場の防災体制や、徒歩で帰宅する場合の経路と経路上の「災害時帰宅支援ステーション」の位置などを日頃から確認しておきましょう。
※災害時帰宅支援ステーションって?
コンビニやファミリーレストランなど、災害時に水道水やトイレ、情報の提供を受けることができる施設です。
▽家族と連絡が取れない
電話がつながらない…家族はどこにいるのだろう?安否が分からず心配。
⇒家族で話し合いを!
災害時、通常の電話はつながりにくくなります。災害用伝言サービスの利用など、家族との安否確認手段を決めておきましょう。また、家族が集まる場所を決めておくことも大切です。
・音声で伝える→災害用伝言ダイヤル「171」
・文字で伝える→災害用伝言板
※災害用伝言サービスは毎月1日と15日、8月30日〜9月5日の「防災週間」などに体験できます!
▽食料品が不足
スーパーやコンビニが開いていない。営業している店舗では食料品のほとんどが売り切れている…。
⇒「少し多めの買い置き」で備えが可能に!
災害時には生活必需品が手に入らない可能性があるため、日頃から備蓄しておくことが大切です。
食料品は、普段から利用しているものを多めに買い置きし、生活の中で古い順から消費していくことが日常的な備蓄になります。
例:
・飲料水(1人1日3リットル目安)
・インスタント食品、レトルト食品
・缶詰(主菜、果物)、菓子類 などを3日分以上
◆そうだ防災訓練に参加しよう!
~近所付き合いが命を守る~
地震などの災害が発生した後は、ライフラインの復旧や十分な支援が行き届くまでに時間がかかります。
それまでの間を一人で乗り越えることは大変なため、地域の人との協力が不可欠です。
自治会が中心に実施している防災訓練では参加者が協力して、初期消火や避難訓練のほか、炊き出し訓練などを行っています。
地域の防災訓練について詳しくは、中央区役所地域振興課へお問い合わせください。
◆災害情報を入手しよう!
災害発生時には、市からさまざまなメディアを通じて情報が発信されます。災害時に必要な情報を入手できるよう、自分に合った情報手段を確認し、災害に備えましょう。
・ひばり放送
・FMHOT839(エフエムさがみ)83.9MHz
・テレビ神奈川3chデータ放送
・さがみはらメールマガジン
・相模原市災害情報Twitter
◆避難所と風水害時避難場所を一時的に変更します
大野北中学校体育館の改修工事に伴い、次の地区の避難所と風水害時避難場所を一時的に変更します。該当地区に住んでいる人は、災害発生に備え、事前に確認してください。
問い合わせ:中央区役所地域振興課
電話042-769-9801
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