各地区では、自分たちのまちに親しみ、住み慣れた地域で安心して暮らせるように、住民の皆さんが力を合わせてさまざまな活動に取り組んでいます。今回は、光が丘地区と星が丘地区の活動を紹介します。

◆光が丘地区
▽光が丘買い物お助け隊「お太助car」
光が丘地区では、近所に食料品や日用品を扱うお店がない高齢者から「買い物に行くための移動手段がなく困っている」という声が上がっていました。そこで、地域の住民が県央福祉会パステルパレットの協力を得て「お太助car」を使った移動支援を行っています。
「光が丘買い物お助け隊」の設立から半年間の試験運行を経て、今年4月から本格運行が始まった「お太助car」は現在39人の利用があり、2つのルートで地域内にある6つのスーパーマーケットを結んでいます。

・スーパーから離れた場所に住んでいるので、お太助carの支援はとても助かります。
・お太助carの利用者同士で親しくなり、買い物の後にはみんなで集まって憩いの時間を過ごしています。

▽光が丘買い物お助け隊　会長　平林さん
お太助carは単なる買い物の支援だけでなく、利用者同士のコミュニケーションの場にもなっています。地域のニーズに応じて、利用者の範囲を拡大していきたいです。

◆星が丘地区
▽星が丘地域カルタ
星が丘地区では、これまでに「星が丘写真集」や「星が丘地域歴史資料集」を作成し、地域の歩みなどをまとめてきました。作成にあたって集まった地域の情報を誰もが親しみやすい「かるた」にして、遊びを通じて地域の歴史を伝えるとともに、地域を愛する心を育てる取り組みを行っています。
「かるた」には地域の歴史だけでなく、住民の懐かしい思い出がたくさん盛り込まれています。読み札の裏には詳しいエピソードがつづられており、遊びながら地域に親しむことができると好評です。

▽星が丘カルタを作成する会　代表　奥山さん
読み札を考えるのに大変苦労しましたが、「かるた」を通じて子どもたちが地域の歴史に触れ、親しみながら学ぶ環境を整えることができたと思います。

問合せ：中央区役所地域振興課
電話042-769-9801