史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館(旧石器ハテナ館)では、約2万年前の旧石器時代を中心に、縄文・古墳・奈良・平安時代など、田名周辺遺跡から出土した石器や土器などを展示しています。また、古代の暮らしを体験できる教室なども開催しています。
◆古代の住居や古墳に触れられる「史跡田名向原遺跡公園」
平成9年に、国内最古といわれる約2万年前の建物跡(住居状遺構)が発見され、柱や炉が備わる前例のない規模の建物跡として、大きく注目されました。11年には、人類史を解き明かす重要な遺跡として、国の史跡にも指定され、人気を集めています。園内には、発掘当時の状況を復元した住居状遺構や縄文時代の竪穴住居(復元)、古墳時代の円墳(復元)が展示されています。
▽ボランティアガイドが教えてくれる
「史跡田名向原遺跡」のココがすごい!
その1 国内唯一!
旧石器時代の明確な建物跡と認められるのは、国内では田名向原遺跡だけです。
その2 遠方と交流していた!?
遺跡から、長野県蓼科や静岡県天城、栃木県高原山、神奈川県箱根を産地とした黒曜石を使った石器が発見され、旧石器時代から遠く離れた地域と交流があったと考えられます。
・ボランティアガイド(文化財調査・普及員)の阿部さん
建物跡があるということは、約2万年前から田名は暮らしやすい土地だったのかもしれませんね
◆古代の暮らしを体験できる「旧石器ハテナ館」
遺跡の発掘の様子や、遺跡の調査結果から解き明かされた古代の暮らしについて、出土品・模型・映像などで楽しく学ぶことができます。また、毎週日曜日午前10時~午後4時は、ボランティアガイドが遺跡や展示品について詳しく解説します。
遺跡から発見された出土品の一部が、千葉県にある国立歴史民俗博物館にも展示されています。
▽古代の暮らしを体験!
土器や石器、弓矢作り、火おこしなど、毎月さまざまな体験教室を開催しています。体験教室に参加する場合は、事前申し込みが必要です。
「申し込みを忘れた」という場合でも、勾玉作りなど、当日の申し込みで参加できる体験教室もあります。
▽利用案内
所在地:田名塩田3-23-11
開館時間:午前9時~午後6時(11~3月は午後5時まで)
休館日:12月29日~1月3日
◆史跡田名向原遺跡公園・旧石器ハテナ館への行き方
▽バスに乗って行く人は
原当麻駅から田名バスターミナル行きバス乗車
↓↓(乗車時間約11分)
田名向原遺跡バス停下車
※バスの本数が少ないのでご注意ください。
※駐車場(23台)もありますが、できるだけ公共交通機関をご利用ください。
▽歩いて行く人は
原当麻駅から相模川方面に歩いて約45分
・古代人になったつもりで歩いて行ってみよう!
・せっかくだから、中央区ガイドマップを持って、ウオーキングコースも回ってみない?
問い合わせ:旧石器ハテナ館
電話042-777-6371
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