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未来を見据える相模原の英語教育

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神奈川県相模原市 クリエイティブ・コモンズ

■全国に先駆けた英語教育で培う子どもたちの「確かな力」
本市では、子どもたちが小学校から中学校まで一貫して、英語によるコミュニケーション能力を育めるよう、全国に先駆けてさまざまな取り組みを実施しています。

◆最新!本市の英語授業
《全国初》
▽小学校での英語パフォーマンステスト
全国で初めて、今年度から市内の全小学校の5・6年生でスタート。これまで学んだ英語を駆使してALT(外国人英語指導助手)の先生と1対1でやりとりし、英語でのコミュニケーション能力を評価します。
・緊張しつつも自分で考えながら会話を続ける。相手に通じた喜びが、次の学習への意欲につながっている

▽合同授業で小・中学校の連携も実践(橋本小学校・旭中学校)
小学生が中学生に、英語でプレゼンテーションを実施。英語での発表力はもちろん、発表内容について質疑応答できる英語力を育成します。小・中学校の垣根を超えた合同授業の取り組みは、小学生には中学進学への安心につながり、中学生には上級生という自覚が増すなど、学習面だけでなく、生活面での効果もありました。
・今回はオリンピック・パラリンピックの種目について発表!みんな真剣な表情

《Interview》
◆子どもたちの「やる気」を大事にしたい
・橋本小学校 梶原真樹先生
明るくテンポの良い授業で、子どもたちのやる気をさらに引き出す

▽楽しみながら学ぶ工夫を随所に
授業で伝えているのは「間違えてもいい」ってことです。先生だって間違えるし、一緒に学んでいこう、と英語を楽しめる雰囲気作りを目指しています。児童の英語へのモチベーションを保つために、海外旅行の動画や絵本を活用したり、授業中の発言など自分の頑張りを可視化できるポイントカードを取り入れたり、さまざまな工夫をしています。その結果がパフォーマンステストにも表れていて、当初は英語に抵抗感のあった子も「結構しゃべれた!」と自分の成長を実感しているようです。

▽「やる気」を引き出すには、しっかりとした授業づくりが不可欠
英語を楽しんでもらうためには、子どもたちの理解度や特性に合わせた授業づくりが必要不可欠です。本市では外国語の授業を専門に行う英語専科の教員や英語教育アドバイザーの配置もあり、児童・生徒だけでなく、教員をサポートする体制があるのが強みです。一歩進んだ英語教育ができるのも、それを実現できる環境が整っているからだと思います。

◆「やりとり」と「共有」に重点を置いて養う総合的な英語力
・相模台中学校 里亮兵先生、加藤潤也先生、日野諒先生
専門性が高くなるほど教員個人で異なりがちな指導方法を共有・切磋琢磨することで、先生同士の絆も強固に

▽生徒間で広がる「その表現いいね!」
相模台中学校の英語教育では、「即興でのやりとり」を中心に「聞く・読む・話す・書く」の四つの力を総合的に育てていく指導方法を研究・実践しています。生徒が話したい、書きたいと思えるような英語を使う場面を設定し、クラスメート同士で英会話を繰り返す。誰かがうまい表現を使うと、その次のやりとりで別の子がそれを活用するなど、良い表現の連鎖ができています。

▽「積極的な共有」が、生徒も教員も育てる
良いと思える取り組みを英語科教員で共有・研究している点も本校の特徴の一つです。資料はもちろん、他の先生の授業や他市の事例で良い部分を積極的に取り入れ共有することで、英語科全員で相模台中の生徒全員の英語力向上を目指しています。
授業に限らず他の事務について、これまでの事例や経験を共有することで、時短にもつながっています。また、新任教員には専門の指導教員がこれまでのノウハウを生かしたアドバイスや各種研修を行うなど、若手を支える体制ができています。

◆英語教育を充実させる環境づくり
▽ALTの配置を充実(配置率政令市第4位!)
中学校で週1回、小学校では全授業の半分以上でALTを配置。生きた英語を学ぶことが可能に。

▽英語力を発揮できる教員採用枠を新設
平成30年度から、教員採用試験で小学校全科(英語コース)を新設。英語資格や英語教員免許の所有者に試験時に加点するなど、英語力の高い教員の確保に取り組む。

▽アドバイザーが教員をサポート(全国初)
英語教育アドバイザーが各小学校を巡回し、授業の進め方などの相談や教員研修を行い、教員を支える。

▽小学校の「英語授業スタンダード」で充実授業(本市オリジナル)
言語習得の観点に沿って授業の進め方を示した「英語授業スタンダード」を本市独自に開発。市内全小学校で、これに基づいた授業を進めている。

◆相模原市の先生になりませんか
~教育現場を見て・聞いて・知ってみよう~
▽EVENT1.学校見学会
教員との懇談会や、教育施設の見学などを実施します。
日時:
(1)中学校 1月31日(金)
(2)小学校 2月14日(金)
会場:市内の小・中学校、教育施設
対象:小・中学校の教員を目指している人 各30人(申込順)
申し込み:(1)1月20日、(2)2月4日までに、市ホームページの電子申請から申し込んでください。
※時間や費用(給食代)など、詳しくは、市ホームページをご覧ください。

▽EVENT2.教育シンポジウム
現役教員が現場の様子や教員の魅力について語り、座談会も開催します。
日時:2月15日(土)午後1時45分~4時15分
会場:ウェルネスさがみはら
対象:教員を目指しているか、教員の仕事に興味がある高校生以上の人
定員:100人(申込順)
申し込み:2月13日までに、市ホームページの電子申請から申し込んでください。

◆「働き方改革」で先生をしっかりサポート
市教育委員会では、教職員の負担を軽減するためのさまざまな取り組みを推進しています。
今後も教職員の「仕事と生活の両立」を確保するために、教員の勤務時間上限の設定など、より働きやすい環境を整えていきます。
・留守番電話の全校設置
・教員の事務を補助するスクール・サポート・スタッフの導入
・中学校の部活動について、活動時間の見直しや顧問の複数配置などを盛り込んだ指針の策定など
※詳しくは市教育委員会のホームページをご覧ください。

◆台風の被災地でも、教育は大切に
台風第19号により、市内では複数の小・中学校が被災しました。
被害のあった学校でも、子どもたちが安心して学校生活を送れるように、引き続き環境の整備を進めていきます。

問い合わせ:
・学校教育課 電話042-769-8284
・教職員人事課 電話042-769-8279

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