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知っているようで知らないホントのトコロ『がん』

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神奈川県相模原市 クリエイティブ・コモンズ

「がん」も「骨髄ドナー登録」も、よく知らないという人が意外と多いかもしれません。
まずはがんのこと、骨髄ドナー登録のことそれぞれの誤解やイメージにまつわる「ホント」を一つずつ明らかにしていきましょう。

【がん】
◆ホントのトコロ(1)
若いからがんなんて関係ない
⇒4人に1人が働き盛り世代!
・がん患者の4人に1人は20歳~64歳の働き盛り世代。若い人にとっても身近な病気だといえます。
・子宮頸がんは20歳代後半、乳がんは30歳代前半から急増!

▽部位別がん罹患者数(2015年全国合計値)

◆ホントのトコロ(2)
健康だからがんじゃない
⇒多くのがんは初期には自覚症状がない!
・症状がない時にこそ、がん検診を受ければ、早期発見・治療につながります。定期的に検診を受けましょう。

五介解造:かつては「治らない病気」のイメージがあったがん。早期発見・治療ができれば、がんは約9割が治るといわれているんだ!

◆ホントのトコロ(3)
がんになったらもう働けない
⇒これからは仕事とがん治療の両立が可能な時代に!
・医療技術が進んだ現在は…
入院期間が短縮し、通院治療が増加しています。
実際に仕事をしながらがん治療で通院している人は全国で約32.5万人!今ではがんは「長く付き合う病気」なのです。

五介解造:事業所にもがん患者さんが働きやすい休暇・勤務制度の整備など治療と両立できる環境づくりが求められているんだ!

▽事業主・人事労務担当者向け 治療と仕事の両立支援に関する相談
神奈川産業保健総合支援センター
電話045-410-1160

◆意外と身近な「いつか」のために
髙木道子さん
人間ドックでがんが見つかる。複数回の手術を経て、現在は仕事をしながら治療を続けている。

▽早期発見と早期治療が何より大切
毎年受けていた検診では、いつか何か見つかるかも、と漠然と思ってはいましたが、いざ「いつか」が来るとそう遠い話ではないなと感じました。私の場合は自覚症状もなく、手術と通院で治せるとの診断でしたが、それもがんを早く発見できたからこそです。「いつか」は意外と身近にあります。一人でも多くの人が正しく「がん」を知って、早めの発見と治療につなげてもらいたいです。

▽「相談できる」場所や関係が心の支えに
がんに対する不安などは、なかなか家族に言い出しにくかったです。そんな時に出会ったのが、病院で知ったがん患者による患者会やピアサポートでした。ピアサポートに出会って、がんに対する恐怖や不安など、患者同士だからこそ共有できる悩みを打ち明けることができたのが、何よりも心の支えになりました。また、そこで紹介してもらったハローワークでは、仕事と治療を両立できる職場探しの相談ができました。今は治療を優先して構わないと言ってくれる職場にも恵まれ、仕事を続けることができています。

◆生活全般にわたる疑問や不安を相談できるがんの相談窓口
▽治療・療養生活など「がん相談支援センター」
全国のがん診療連携拠点病院などにあり、本市では下記の3カ所に設置されています。通院していなくても相談できます。
・相模原協同病院 電話042-772-4291(代表)
・北里大学病院 電話042-778-9578
・相模原病院 電話042-742-8311(代表)
※担当医に代わって、治療の判断をする所ではありません。

▽治療と仕事の両立相談「ハローワーク相模原」
病状や治療状況、適性などに合わせた仕事を、専門の就職支援担当者が紹介します。
電話042-776-8609(42#)

▽支え合いの場「患者会患者サロンピアサポート」
がん体験者だからこそ共有できる、がんへの不安や悩みについて相談できます。患者会などについて詳しくは、各がん相談支援センターで情報を発信しています。
※市でも「がんピアサポート」を月2回開催。申し込みは、電話で健康増進課へ

問い合わせ:健康増進課
電話042-769-8322

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