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令和4年度の決算を市議会がCHECK(チェック)

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神奈川県相模原市

◆一般会計決算の構成

◆決算特別委員会分科会の審査
9月5日、前年度の予算が適正かつ妥当に使われたかどうかを議論、審査するために、全議員による決算特別委員会が設置され、委員長に寺田弘子議員、副委員長に関根雅吾郎議員が選出されました。決算特別委員会に付託された決算は、5つの分科会で詳細に審査されました。主なチェック事項は次のとおりです。

〇〈総務〉情報発信推進事業【決算額 2,001万円】
[事業概要]
多様なメディアへの露出獲得に向けた積極的な働きかけを行うとともに、ソーシャルメディアを活用した情報発信力の強化により、市の好意的認知度を高める取組を推進した。

[チェック!]
・令和4年度からの新規事業である当該事業の概要と、成果は。
・メディアリレーション事業において、特出しして市の取組をPRすることができた事例は。

〇〈民生〉認知症総合対策事業【決算額 1,780万円】
[事業概要]
認知症に関する専門相談等を行う認知症疾患医療センターの運営、認知症サポーターの養成等、認知症に係る総合的な事業を推進した。

[チェック!]
・認知症サポーター養成講座の受講者数の年代別の内訳は。
・若年層のサポーター増加に向け、教育委員会との連携による実施についての見解は。

〇〈市民環境経済〉(仮称)新斎場整備事業【決算額 734万円】
[事業概要]
最終候補地「青山」における土砂災害対策の工法等について精査するとともに、安全性に配慮した施設配置等について検討した。

[チェック!]
・当該事業の現状と令和4年度の事業成果は。
・土砂災害対策として検討している土石流堆積工の安全性の裏付けについての認識は。

〇〈建設〉交通安全施設整備事業(中山間地域対策事業)【決算額 2,205万円】
[事業概要]
津久井産材の間伐材の需要拡大等を目的として、津久井産材を使用した木製ガードレールを設置した。

[チェック!]
・当該事業を実施するに至った経緯と検討の経過は。
・木製ガードレールの設置場所や強度、設置費用は。

〇〈こども文教〉子育て世帯訪問支援事業【決算額 72万円】
[事業概要]
支援が必要な子育て世帯を対象に、育児や心身の負担を軽減するため、料理や掃除等の家事を支援する訪問支援事業を令和4年10月から実施した。

[チェック!]
・出産後間もない産婦やヤングケアラーがいる世帯が対象である当該事業の利用者の内訳は。
・ヤングケアラーへの支援に繋げるための学校等関係機関と連携した取組は。

◆決算に対する討論要旨
【反対討論】日本共産党
(1)物価高騰等が市民生活に大きな影響を及ぼす中、市民のために財源を活用せず、福祉施策の見直し等を行ったことから、決算には賛同できない。
(2)令和4年度は据え置きとなったが、低所得者には依然として高額な国保税の負担を軽減するため、基金残額の活用等による引き下げを求める。

【賛成討論】颯爽
(1)多額の剰余金が生じている。財政収支見通しの精度を高め、年度途中でも臨機に収支見通しの修正を行うとともに、厳しさを増す市民生活への適切な支援策を求める。
(2)計画案を作る段階から、多様なステークホルダーとの対話を通して共に創り上げる、真の対話によるまちづくりを求める。

【賛成討論】日本維新の会
(1)令和4年10月に見直しをした長期財政収支では歳出超過の見通しが圧縮されており、行財政構造改革プランの目標を達成するためにも、決算は良好なものと評価する。
(2)投資的経費が極端に少ないことが課題であり、思い描くまちの姿を築くため、必要な投資的経費の目標値を明示し、しっかりと確保することを要望する。

【賛成討論】立民
(1)長引くコロナ禍や物価高騰等の影響を受け、13回の補正予算を編成したことは、迅速な財政出動によって市民生活を守り、誰一人取り残さないとの思いが反映された結果と評価する。
(2)学校給食の公会計化により、小規模事業者の事務作業等の負担は増加している。負担軽減に向け意見交換をし、より開かれた運営となることを求める。

【賛成討論】公明党
(1)法人市民税は増収となったが、減収した業種もあるため、税収面で効果的な企業誘致に加え、減収した企業への積極的な支援も要望する。
(2)食材費の物価高騰対策により、保護者負担を増やさず、栄養バランス等を保った学校給食の提供ができたことを評価する。
(3)令和4年3月の「国の学校図書標準に基づく整備を目指す」との教育長答弁に応える形となった、図書購入実績を評価する。

【賛成討論】さがみみらい
(1)決算剰余金については、将来を見据え、今後必要となる給食センター等の更なる財源として、特定目的基金に確実に積み立てるといった、戦略的な財政運営を提案する。
(2)地域の移動手段については、グリーンスローモビリティの実証運行が行われ、新たな地域交通の手段として期待されている。事業には地域の協力が欠かせないが、この希望の光を絶やすことがないよう、市の積極的な支援を要望する。

【賛成討論】自民党
(1)将来にわたって持続可能な都市経営を行うため、必要な投資的経費の計上の実現を強く要望する。
(2)市税と国保税の徴収事務一元化により、納税相談がワンストップ化され、市民の利便性向上と、効率的で効果的な収納管理と滞納整理による、収納率の向上を評価する。
(3)コロナ禍で中止されていた防災訓練等が各地域で実施されたことは大きな成果である。引き続き、地域の防災体制充実や訓練の着実な実施に向けた支援、防災専門員等のスキルアップなど、着実な取組の実施を要望する。

詳しい内容については市議会ホームページをご覧ください。(掲載は発言順)

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