【Q】
南市民ホールを廃止とすることの考え方は。

【市長】
人口急増期に建設した公共施設の改修や更新に多額の経費が必要となる一方、財政状況は厳しさが増す中で、全ての公共施設を現状のまま維持し続けることは困難なため、プラン(※1)の期間中に改修時期を迎える当該施設について、改修経費や施設の利用状況、代替施設の検討等を踏まえ、廃止案を示した。

【Q】
令和4年11月開催の説明会で市民から寄せられた意見は。

【市長】
2日間の説明会に150名の参加があり、37名から質問や意見があった。内容は、今後の活動継続への不安を訴える声や、大野南地区の活性が失われる事を懸念する意見等、南市民ホールの存続を願うものが多い一方、参加者からのアンケートの中には、本市の財政状況や公共施設の状況に一定の理解を示す意見もあった。

【Q】
今後の取組や市民との更なる対話は。

【市長】
利用者に対して、利用目的等に沿った代替施設を提案するとともに、グリーンホール等の改修に併せ、利用環境の整備等も行い、安心して施設を利用できるよう集約化を図っていく。今後は、利用団体の活動内容や事情等を個別に伺うとともに、オープンハウス(※2)の実施等、引き続き市民の意見を伺っていく。

《用語解説》
※1　プラン
令和3年4月に策定された行財政構造改革プランのこと。南市民ホールにおいては改修・更新は行わずに、ホール等の類似機能を持つ南区の施設への集約化に向けた取組を実施する。
※2　オープンハウス
イベント会場や外部施設において、パネル等を用いて、事業の概要を説明しながら意見を聴取する方法