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【代表質問】令和3年度決算の総括 長期化するコロナ禍での財政は

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神奈川県相模原市

【Q】
実質収支が過去最高となった要因と市長の総括は。

【市長】
歳出において、新型コロナウイルス感染症関連対策に集中して対応するため、業務継続計画に基づき、予算の執行を抑制したことや、歳入において、国の支援策等の効果により、市税収入が当初見込みより増収となったこと、例年にはない普通交付税の追加交付があったこと等により、過去最高の約247億円となった。しかし、実質収支の増加は一時的なものと捉えており、中長期的には依然として扶助費の増加等が見込まれるため、楽観できる財政状況にはないものと考えている。

【Q】
令和3年度予算編成でのマイナスシーリング(※1)が及ぼした影響についての認識は。

【市長】
市民の生活・財産を守るために必要な経費等については、その所要額を適切に確保したことから、市民生活への影響は最小限に抑えられたものと認識している。

【Q】
今回の剰余金を本市の将来に向けて活用していく考えは。

【市長】
市民が安全で安心して暮らせる社会を実現するため、真に必要な経常的事業は進めた上で、本市の持続的な発展に向け、中長期的な視点を持ち、少子化対策、雇用促進対策、中山間地域対策に資する取組等を中心に活用していきたい。

【Q】
決算を踏まえ、行財政構造改革プランの前提となる長期財政収支を見直す考えは。

【市長】
プラン策定時には計上していなかった麻溝台・新磯野第一整備地区土地区画整理事業の経費や、今般の物価高騰等の社会経済情勢の変化を踏まえ、今後行っていく。

《用語解説》
※1 マイナスシーリング
予算の概算要求に当たり、前年度より一定率を減じたものを要求限度とすること。本市では「令和3年度 予算編成方針」において、各部局に配分する「枠配分経費」について19%の削減を求める予算要求基準を設定した。

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