【Q】
事業の再開に当たっての市長の決意は。
【市長】
目的や効果等を総合的に勘案した結果、将来に向かって市が発展する上で必要な事業と判断し、再開を決定した。今後は市民に理解いただくとともに、地権者の理解や協力の下、新たな拠点の早期完成に向け全市一丸となって取り組んでいく。
【Q】
事業が本市の将来にもたらす効果は。
【市長】
産業を中心とした新たな拠点として良好な市街地が形成されることで、地域が活性化し、魅力ある都市景観が創出される。さらに、年間約9億円の税収効果や新たな企業の立地による雇用創出効果が見込める等、本市の目指す都市構造の実現や財政基盤の強化を図ることができると考えている。
【Q】
複数年の事業費の一般財源分を一度に市街地整備基金(※1)に積み立てる理由は。
【市長】
再開に当たっては、事業の円滑な実施及び早期完了を図るため、財源を確実に担保する必要があると判断し、事業に要する経費を市街地整備基金に積み立てることとした。
【Q】
積み立ての財源を財政調整基金(※2)から取り崩すことの影響は。
【市長】
令和3年度決算の確定に伴い、決算剰余金の一部を積み立てることとなり、一定程度の残高は確保できることから、直ちに今後の財政運営に影響が生じることはないと考えている。
《用語解説》
※1 市街地整備基金
土地区画整理事業等の市街地整備事業の財源として積み立てる基金。今回、麻溝台・新磯野第一整備地区土地区画整理事業の財源として、76億円を財政調整基金から繰り入れた。
※2 財政調整基金
年度間の財源の不均衡を調整する基金。決算剰余金の一部等を積み立て、税収減少時や突発的に多額の財政需要が発生した時等、サービス水準を一定に保つために取り崩して用いる。