(さがみん)
市議会は二元代表制の一翼を担う議決機関として、コロナ禍においても、歩みを止めず取り組んでいるよ!
◆二元代表制とは
市長と市議会議員は、市民の代表としてそれぞれが選挙で選ばれ、対等な立場で議論を通じて、相互に「抑制と均衡(チェック・アンド・バランス)」の関係を保ちながら、市政の発展に向けて取り組んでいます。これを「二元代表制」といい、地方公共団体の一つの特色と言えます。
〈二元代表制における市民・市議会・市長のイメージ〉
◆「議決機関」としての市議会
市政運営を進めていく上で重要な案件については、必ず市議会の意思決定が必要で、これを「議決」といいます。市長が提案した議案について、不明な点を明らかにし、必要に応じて修正等をしながら、最終的に市としての意思を決定(議決)するのが市議会の最も大切な役割です。まさに、市長と市議会は「車の両輪」と言えます。
〈市議会が議決する主なもの〉
・条例を定めたり、改廃したりすること。
・予算を定め、決算を認めること。
・市の税金、使用料、手数料等を決めること。
・予定価格3億円以上の工事等の契約をすること。
・市の財産を交換したり譲り渡したり、貸したりすること。
・予定価格1億円以上の不動産等を買ったり売ったりすること。
[ポイント]
(さがみん)
このほかにも、市議会の立場で、市の課題等を調査・研究し、それを解決するために自分たちで条例(政策条例)を作ったり、市に提言(政策提言)したりするんだよ。
◆議会の1年間
1月に「開会会議」を開き、その年の12月までを会議の期間(会期)として決めます。年4回「定例会議」を開催するとともに、必要に応じて「臨時会議」を開催します。
[ポイント]
(さがみん)
相模原市議会では「通年議会(一会期制)」を導入し、会期を1年間とすることで、議会が常に活動できる状態にあり、災害時や緊急的な行政課題に対して迅速に対応しています。
令和2年は4回、令和3年は7月末日現在で4回の「臨時会議」を開催し、新型コロナウイルス感染症対策に関する補正予算等を、活発に議論しました。
◆市議会の会議の流れ
【市長】
↓ 提案 [議案(予算・決算・条例・契約等)]
※市民が市議会に請願・陳情することもできます。
【市議会】
●1 本会議
▽提案理由の説明
市長が実施したい施策を説明します。
▽各会派代表等による“代表質問・個人質疑”
市長の説明に対して質問し、チェックします。
↓ 委員会へ
●2 委員会
▽市長からの説明について、さらに詳しく話し合います。
・委員会での審査
・総務、民生、環境経済、建設、市民文教の各常任委員会
↓ 本会議で報告
●3 本会議
▽報告への質疑→討論・採決
報告を聞き、意見を出し合ってから、市議会としての最終的な意思を決めます。
※市政全般に対する“一般質問”も行われます。
↓
【市長】
↓ 具体的施策 [市政執行]
【市民】