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【特集】南区学生自転車会議×市議会

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神奈川県相模原市

相模原市議会では、平成29年12月定例会議において、議員提出議案として、「安全に安心して自転車を利用しようよ条例」が提出され、可決されました。
今回は、自転車の交通安全に関わる活動をしており、30年8月に内閣府特命担当大臣表彰を受賞した、南区学生自転車会議の3人に、議員で構成される広報会議委員がインタビューしました。

相模女子大学高等部2年 猪鼻(いのはな)ももこさん
相模原中等教育学校5年 藤恭聖(きょうせい)さん
神奈川総合産業高校2年 村山紗菜(さな)さん
(文中敬称略)

◆南区学生自転車会議って?

藤:
相模原中等教育学校、相模女子大学高等部、神奈川総合産業高校の生徒会役員が主に参加している団体です。毎月行う定例の会議で、出席するイベントや広報活動について企画や構想を練っています。本年度は「学び、広げる自転車の輪~学生たちから広がる地域安全~」をスローガンに設定しており、学生を対象に神奈川総合産業高校の文化祭で自転車クイズを盛り込んだ脱出ゲームを行ったり、NPO法人SoELaのイベントに出演させていただき自転車のマナーに関する劇を行ったりしました。警察の方にお越しいただいて自転車について教えていただくなどして、我々の知識向上も一緒に図っています。昨年度も、内閣府主催のイベント「地域みんなの交通安全教室in 相模原」に参加し、おもいやりライトという団体と合同で相模大野駅周辺の危険な箇所について自転車・歩行者・自動車の観点でそれぞれ注意すべき点をレポートにまとめたりしました。

◆自転車条例の感想は?

猪鼻:
この条例はとてもいいと私たちは思っています。自転車活用推進法が施行されて、今後、自転車の交通量が増えることも考えられます。そこに必ずついて回るのが交通事故だと思っています。私たちも交通事故を防ぐうえで一番大切なことは基本的なルールを守ることだと思い、ルールの周知や啓発活動をしていますので、この条例は自転車ルールについて見直す、すごくいい機会だと思っていました。ルールを守っていても事故は起こってしまうものですし、保険に入るということは常に事故の危険が迫っていることを身近に感じさせてくれるものだと思うので、すごく大切なことだと思いました。

◆自転車条例の効果や課題は?

村山:
正直に言うと条例があまり認知されていないと思っています。私は自転車会議に入って初めてこの条例を知りましたし、平成30年末にイベントに出演しましたがお越しいただいた市民の方に条例とは何かと質問されたりもしたので、条例が認知されるといいと思いました。

◆自転車利用者に何を感じる?

村山:
自転車会議に入ってから自転車のルールに目を向けるようになりましたが、現状の利用マナーがあまりいいとは思っていません。私が相模大野駅から学校へ行く際にも歩道を走っていたりイヤホンを付けていたり、路面に表示されている自転車が走るところを示した青い矢印が活用されていなかったりしています。私の学校、神奈川総合産業高校の前は車も歩行者も自転車も多く、車と自転車の接触事故や歩行者と自転車の接触事故が結構起きている印象です。

◆市民に伝えたいことは?

猪鼻:
南区は9年連続で神奈川県交通安全対策協議会から自転車交通事故多発地域に指定されています。私も危ない場面等を見ますので納得している部分もあるのですが、私たちの活動を通して自転車の基本的ルールを知っていただき、自転車の利用者に限らず、自転車・自動車・歩行者など、道路を使う皆さんがそれぞれの特性を理解することで、適切な行動をとることができると思っています。交通安全に対する意識を高めて、ルールを再確認していただけるといいと思います。

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