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【特集】女子美術大学× 市議会

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神奈川県相模原市

相模原市議会では、平成28年12月定例会議から女子美術大学のご協力を得て、市民の皆さんに議会及び市政への関心を持っていただき、より理解を深めていただくための広報として、市議会紹介ポスターを制作し、公共施設への掲示等を行っています。
今回は、昨年度ご制作いただいた3人の皆さんに、美術の道に進んだきっかけや今回採用された作品に込めた思いを語っていただきました。

鳥塚柚希(ゆずき)さん
山本 尚さん
谷下美汐(みしお)さん
(文中敬称略)

◆興味を持つところから始めて

山本:
たぶん美術系の方はみなさん同じかなと思うのですが、私も最初は絵を描くことがすごく好きで、小さい時からきっと自分は大学に進むなら美大に行くのだろうなと思っていました。美大の予備校みたいなアトリエへ行く機会があって、そこでデザインや絵について学んだり描いたりしていることを知り、アトリエにいる先生とお話したことや別の高校の友人ができたことがすごく楽しくて、それで本格的に美大を目指そうという気持ちになりました。
私は今回2枚を担当させていただいたのですが、まず犬のポスターは、市議会は自分たちにすごく近い存在のはずなのに知らないことの方が多いなって思ったんですね。まずは、市議会に興味を持つところから始めてもらえたらいいなって思ったので、最初に私は「ギカイのキになるギモン」というキャッチコピーを考えました。それに合わせてすっきりとしたデザイン、散歩をしている女性の足元のデザインになっているのですけれど、日常の風景の中を切り取ることでぱっと目に飛び込むようなキャッチーなビジュアルになるよう心掛けました。
もう一つのポスターは、投票権は今18歳からになっていますが、若い人は市政だけではなく、政治関係全体に関して関心が薄いなっていう印象があって、私も地元の友人に選挙行った?と聞いても、行っていない人が大半なんです。若い人に興味を持ってもらうために、若い世代に親しみのある媒体を選ぼうと思い、劇画風の漫画にすることでなんだろうって目に留めてもらえるのではないかと、今回のようなデザインにしました。

◆気軽に行けるきっかけに

谷下:
絵を描くことが小さいころから好きだったのですが、一番のきっかけになったのは、中学の体育祭で応援団用の大きな旗を作ったことです。
絵を描けるからということで頼まれたのですが、チームのみんなだけではなくて、体育祭を見に来てくれた親御さんたちや先生たちからも、かっこいいねって言ってもらえたのがすごく嬉しくて、そこから美術って楽しいな、ものづくりって楽しいなって思ったのが美術の道に進むきっかけになっています。
ポスターデザインは、まず最初に相模原市議会って何をやっているんだろうなって素直に思ったんです。若い人が足を運ぶことも少ないと聞いたときに、私もその世代に入っているのですが、確かに気軽には行けないのかなっていう印象を受けました。今回のポスターは、若い世代も気軽に市議会へ傍聴をしに行けるようなきっかけになればいいなという思いを込めてデザインさせていただきました。

◆市議会の思いを形にしたい

鳥塚:
小さいころからお絵かきとか泥遊びとか、ものを作ることにすごく興味を持っていました。何かに刺激を受けたら、すぐ次の日から熱中してものを作るような子どもでした。中学生くらいのときに一度美術の道から外れたのですけれど、高校に入ってからは大きな絵画に憧れて自分でも描いていて、高校生国際美術展最高顧問賞という大きな賞をいただいたことが、絵を描く自信につながったように思います。それで美術の道に進もうと決めました。
ポスターのコンセプトは、私は市議会の皆さんの思いを形にしたいと思いました。相模原市ってどういう街なのだろうって調べてみたときに、3区それぞれとてもいいところがあって、抽象的なモチーフですが、中央区の部分は丸で表現して、南区は四角の都会っぽい感じ、それで緑区はもこもこした緑の感じで表現し、3つが合わさってお互い支え合っているイメージなので、それを輪にして表現しようと思って…。
相模原市は、文化面でも経済面でもとてもいろいろなことをやっているので、それを盛り込んで、地域の印象あるものを形にすることで、相模原市だっていうのがすぐにわかるようなデザインにしました。

(さがみん)
これからもポスターをぜひ見てね

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