【Q】
31年度の予算編成に当たっての基本的な考え方は。
【市長】
31年度当初予算は、経常的な経費や継続的な事業に係る経費のほか、市民生活に直接関わる喫緊の課題に対応するための経費等を中心に、骨格予算(※1)として編成を行った。
【Q】31年度の予算の主な特徴は。
【市長】
主な特徴としては、児童養護施設等で暮らす子どもへの自立支援を新たに行うとともに、子育て支援の充実や子どもの貧困対策、学力保障の取組等に引き続き重点を置くほか、道路や橋りょう、公園の長寿命化事業の実施、広域幹線道路等の整備、災害救助基金の設置等に要する経費を計上した。
【Q】
市税収入について、積算の根拠と主な増収見込みは。
【市長】
景気や市内企業の動向、人口推計等を踏まえるとともに、数年の決算状況や税制改正の影響等を勘案し積算したもので、個人市民税が約30億円の増収を、固定資産税・都市計画税が約8億円の増収を、それぞれ見込んでいる。
【Q】
財政上有利な市債の活用は。
【市長】
これまでも、元利償還金に対する地方交付税措置のある市債を積極的に活用してきた。31年度予算でも、その割合を増やす等、引き続き、財政上有利な市債の発行に努めている。
【Q】
肉付け予算(※1)として編成する予算の主な施策や想定する規模、財源の確保の考え方は。
【市長】
政策的経費に係る補正予算の編成については、本年4月に実施される統一地方選挙後に行う予定であることから、その規模や内容、財源については、現時点では未定である。
※1「骨格予算、肉付け予算」
市長の選挙時期の関係から政策的な判断がしにくい等の事由により政策的経費等の予算計上を避けて予算編成されたものを骨格予算といい、改めて選挙後に市長と市議会の下で政策的経費等を盛り込んだ補正予算を肉付け予算という。