—–
決算特別委員会分科会の審査
—–
9月3日、全議員による決算特別委員会が設置され、須田毅委員長、栗原大副委員長が選出されました。決算特別委員会に付託された決算の分科会での主なチェックポイントは次のとおりです。
●総合計画策定経費 決算額 1,149万円
「新・相模原市総合計画基本計画」の計画期間終了(平成31年度)に伴い、次期総合計画の策定に向けた調査を実施した。
<チェックポイント>
・委託した業務内容は。
・計画の策定を契機として市民の協働意識を高めていく考えは。
・部門別計画を整理、統合する考えは。
●介護人材確保定着育成事業 決算額 1,598万円
介護人材の確保・定着・育成を図るため、就職相談会や介護職員等勤続表彰、新任介護職員等応援交流会等を実施した。
また、介護の理解促進と魅力を発信するため、介護のしごとPR冊子・動画を制作するとともに、介護のイメージアップ事業を実施した。
<チェックポイント>
・PR動画作成の取組と就職相談会の実績は。
・処遇改善について国への要望や市独自の改善策を講ずる考えは。
・介護施設での外国人留学生の受け入れに向けた取組の考えは。
●循環型社会普及啓発事業 決算額 678万円
循環型社会の形成に向け、4R推進の市民意識を啓発し、ごみの減量化・資源化を推進するため、各種パンフレットの作成、配布を行うとともに生ごみ4Rに取り組む市民団体等の活動に対して支援した。
<チェックポイント>
・一般ごみの収集回数を週2回に変更したことによる成果と課題は。
・食品ロス対策の取組は。
●橋りょう長寿命化事業 決算額 2 億8,406万円
「橋りょう長寿命化修繕計画」に基づき、定期点検や修繕工事、耐震補強工事等を実施した。
<チェックポイント>
・不用額の発生理由は。
・長寿命化修繕計画の進捗状況は。
●男女共同参画政策経費 決算額 86万円
男女があらゆる分野にともに参画し、それぞれの個性と能力を十分に発揮できる社会の実現に向けて、「第2次さがみはら男女共同参画プラン21」に基づき男女共同参画施策の総合的かつ計画的な推進を図った。
<チェックポイント>
・不用額の発生理由は。
・市が設置する審議会等における女性委員の登用率は。
・緊急一時保護の状況は。
—–
決算に対する討論要旨
—–
【反対討論】日本共産党
(1)大規模なプロジェクトの進行等、税金の使い方、優先順位という点で問題のある施策、方向性となっているものがある。
(2)市民の命とくらしを守る、防災・減災を軸とした公共事業、まちづくりへの転換が必要である。
(3)国民健康保険や介護保険は、加入者や利用者の負担軽減を図る制度とすべきである。
【賛成討論】公明党
(1)経常収支比率は依然として高い数値で推移しているが、一定の改善は見られた。
(2)認知症総合対策事業、子育て支援、地域医療の人材育成・確保、不法投棄の未然防止対策や教育活動事業等の取組を評価する。
(3)インターチェンジ周辺での新たなまちづくり、橋本駅周辺と相模原駅周辺とを一体的とした広域交流拠点の形成に向けたまちづくりに期待している。
【反対討論】颯爽
(1)予算編成過程で市民生活に係る細かい部分を削る一方で、大型公共事業を全て選択肢としており、不適切な選択である。
(2)市債は前年度比で50.7%の増である。中長期的な視点に立ち、計画を進めるべきである。
(3)麻溝台・新磯野第一整備地区土地区画整理事業は反対である。大規模公共事業よりも、人に投資すべきである。
【賛成討論】市民民主
(1)全国的に例のない給付型奨学金制度創設に向けた取組等、子どもの貧困対策について、具体的で、積極的な展開を高く評価する。
(2)市民ニーズや職員の執務環境の課題に対応した庁舎の改修、地域の実情に合わせた区役所への事務移管を評価する。
(3)学校マネジメント充実のため、児童支援専任教諭の定数配置、栄養教諭の配置拡大等を行ったが、新たな権限を積極的に生かした取組として高く評価する。
【賛成討論】自民党相模原
(1)急速な少子高齢化の進行等、社会・経済構造が変化し、先行き不透明な中でも、各分野で諸施策を着実に前進させたことを高く評価する。
(2)実質収支については黒字で、実質収支比率は一般的に望ましいとされる範囲内にあり、適正な数値であると評価する。
(3)広域交流拠点の形成やインターチェンジ周辺の新たな拠点の形成に向けた取組等は、将来の税収の増加につながり、活力あるまちづくりを可能にするものと考える。
詳しい内容については市議会ホームページをご覧ください。(掲載は発言順)