財政健全化判断比率が早期健全化基準内の数値であることは、評価する。一方で、経常収支比率が102・5%となり、財政の硬直化が極めて深刻である。大規模事業や、扶助費等の義務的経費の増加傾向を踏まえ、健全な財政運営への取り組みを要望する。
市税の収入未済額が前年度比で減額となったことは評価する。税の徴収猶予や換価猶予については、納税者への周知と相談を丁寧に行うよう要望する。
県立津久井やまゆり園については、事件後、措置入院者の支援の在り方等、見直しが進められてきた。共生社会へ向けた更なる取り組みを要望する。
小児医療費通院の無償化が小学校6年生まで拡充されていることは、大いに評価する。今後中学校3年生まで拡大することは、更に評価するが、早期実現を要望する。
循環型社会の普及啓発を推進する中、一般ごみ収集回数が減ったが、ごみ減量の効果が現れてきている状況は評価する。
リサイクルスクエア運営事業では、ごみの減量化・資源化の推進に向けて、麻溝台リサイクルスクエアのリニューアルにより市民意識の向上が一層図られ、事業の役割がより大きなものとなると期待する。
自転車利用環境については、安全な通行環境の整備は十分ではない。自動車ドライバーに自転車を意識させる効果もある自転車ナビマークの整備推進に積極的に取り組むよう要望する。
学校設置のAEDについては、地域住民からの使用要請に対し迅速に貸し出し、一命を取り留めた事例があったことは評価する。休日や夜間も同様な緊急対応ができるよう、校舎外の設置を要望する。